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幽霊ちゃんとの怪奇な日常。  作者: くろのくん
第9章 入院編
121/202

対霊課Ⅰ

「ど、どうぞ。お入りください・・・。」


ガラ______


「どうも~、本庁から参りました、【対霊課】のサイトウと申します。主治医の方から、もう面会しても大丈夫と伺ったのですが、お体の具合はよろしいでしょうか?あっ、これお見舞いの品です、つまらない物ですがよければ召し上がってください~。このお店のプリン、ほんと美味しいんですよー。」


病室に入って来たのは、茶髪掛かった明るい色の髪で、スラっとしたやせ型の男。20代、いや下手すれば10代と言われてもおかしくないほど若い。

あれだけの事故を起こしたんだ。もっと怖そうな刑事が来るのかと思ったが、何だこの軽い雰囲気・・・。それに、【対霊課】ってなんだ?初めて聞いたぞ。こいつ、ホントに刑事なのか?


「あ~、もしかして、刑事かどうか疑ってますー?ボク、見ての通り若いからいつも怪しまれるんですよねー・・・。はい、これ、一応警察手帳ね、本物でしょ?」


「いや、別に疑ってるって訳じゃ・・・、えっと、それより・・・俺、やっぱ逮捕されるんですか?」


「逮捕?いやいや、そんなことしませんよー!むしろあなた、被害者じゃないですかー!あれ、持ち霊のお二人からまだ話は聞いてないんですか?」


幽霊と悪霊に顔を向けるサイトウ。

俺が眠っている間に、既に2人はサイトウと面識があったらしい。幽霊と悪霊と会話ができるってことは、このサイトウという男、ただの一般人ではなく、『霊力』を持つ人間のようだ。


「今から、話そうと思ってたとこにサイトウが来たんでしょ。それより、『姉さん』は?」


「あぁ、『貞子さん』ならもう来ますよ。ホラ。」


幽霊とサイトウの会話の中で、久しぶりに聞く名前があがる


「え、その人って_______」


ザザザザ__________


次の瞬間、俺の録画映像を垂れ流していたテレビ画面が砂嵐に切り替わり、中からニュッっと手が飛び出してくる。この登場の仕方も、久しぶりに見る気がする。


「あーっ、もう!ここのテレビ小さいわー!出にくい!こらサイトウッ!!貞子さんって呼ぶなって言ってるでしょ!『姉さん』か『先輩』と呼べってあれほど・・・」


「ひぃっ!すみませんすみません!!」


画面の小ささとサイトウにキレながらテレビから現れたのは、以前、酒が飲めない禁断症状で狂暴化した怨霊さんを浄化し助けてくれた、幽霊の知り合いの姉さんこと、貞子さんだった。


「さ・・貞・・姉さん!?どうしてここに・・・!っていうか、やっぱりテレビから登場するんですね・・・。」


「本庁からわざわざワープしてきたのよ、ありがたく思いなさい。会うのも久しぶりね、この前来た時にはあなたまだ意識失ってたから、幽霊と悪霊ちゃんには私の仕事を説明してたんだけど_____」


「私、警察の【対霊課】っていうとこの捜査官なの。んで、コイツは、サイトウ。一応、霊使いで私の部下。」


「そ、そういうことなんですー・・・って、先輩、痛い!頭グリグリするの止めてください!っていうか、何ですかその、『一応』って。酷いですよ~・・・。」


「口答えするな、あんたまだ新人だろーが!ま、取り敢えず、色々と説明したいんだけど・・・何から聞きたい?」


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