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幽霊ちゃんとの怪奇な日常。  作者: くろのくん
第9章 入院編
120/202

有名人

テレビ画面に映し出されたのは、全国放送の報道番組だ。


『えー、こちら事故現場、〇〇高速道路IC付近の上空です!ご覧ください!複数の警察・消防車両が大破、炎上してます!現在、上下線とも通行止めにし消火活動にあたっている状況です!以上、事故現場上空からの中継でした。』


画面は切り替わってスタジオの様子が映し出される


『ありがとうございました。えー、改めて事故の概要をご説明したいと思います。事故が起こったのは昨夜未明、〇〇高速道路を走行していたドライバーから、車両が炎上しているとの通報があり、警察・消防車両が現場に駆け付けました。しかし、事故に巻き込まれ、このような大規模な事故に発展してしまったと、警察は発表しています。・・・今回の事故については、不明瞭な点が多く、またSNS上にはこのような映像も、複数アップされています。』


映像が再び切り替わり、事故現場のそばを走行する車からスマートフォンで撮影されたと思われる映像が次々と流れる


『うわっ、なになに、事故?やべー!______えっ!?何アレ!?パトカー浮いてね!?何アレどーなってんの!?映画の撮影!?・・・中心にいるあいつがやってるっぽくね!?すげー!やべぇ!!』


『車吹っ飛ばしてる奴いる!!白髪のあいつ!!これ、やべー映像撮れたんじゃね!?w』


映像では、暗くてはっきりとは映ってないが、白髪の男が炎上するパトカーを背景に次々と車両を浮遊させ投げ飛ばし暴れている様子が様々な角度から撮影されていた。何かの映画の広告映像と言われれば、そう信じるだろう。


『えー、奇跡的に今回の事故においてケガ人及び死亡者はいないとのことです。しかし、このような目を疑うような映像や、事故の詳細が警察から発表されないことから、警察には問い合わせが殺到しているとのことです_______』


___________________


「はい、これが3日前にテレビで放送されたニュースの録画なのです!もうちょっと、ご主人さまの雄姿をはっきりと撮って欲しかったのです!いやー、それにしてもご主人さま、パトカーぶっ飛ばすなんてどーやったのですか!?悪霊に教えてくださいなのです!!」


満面の笑みで興奮状態の悪霊

何でわざわざ録画してるんだ、という突っ込みをする余裕は俺には無く、全身から血の気が引いていく。


「な・・・なんだこれ。もしかして・・・コレ全部俺がやった・・・のか・・?」


「ツイッ〇ーでも・・・ほら。トレンドランキングで1位になってるよ。中二病の信者もいっぱいいるみたい。あ、まとめサイトも出来てるしw良かったじゃん、有名人だよ!w」


ニヤニヤしながらスマートフォンを見せる幽霊

#白夜叉 #中二病の王 …等々の痛々しいハッシュタグのついた、凄まじい数のツイート画面が。中には俺をイメージして描かれたイラストまである。かなり美化されて描かれているが、俺はこんなにイケメンじゃない・・・。


「ま、顔がはっきりと割れなかったのが不幸中の幸いだね。あ、でも、『この顔、行きつけのコンビニ店員に似てる』ってツイートも、ちらほらあるから、その中二病全開の白髪は染めなきゃ。」


幽霊にしては、珍しくまともな意見だ。


「だな。・・・でもまさか、こんな事になっているとは・・・いや待て。こんだけの大事故を起こしたんだ。けが人はいなかったにしても、タダじゃすまないはず。俺・・・逮捕されるだろ絶対・・・。」


「あ、そのことなんだけどね_____」


コンコン

「警察の者ですが、入ってもいいですか?」


幽霊がそう言いかけた時、病室のドアがノックされる。

罪状はなんだろう・・・器物破損か?公務執行妨害か?

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