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ギルドの説明を受ける

あ、どもども。

先ほどの冒険者ギルドでのイライラ事件から逃げるようにその場を去りまして。

現在、お金持ってそうな方々の後ろを流れに身を任せて歩いております。


そうです。

私、冒険者ギルドの登録は諦めました。

今から商業ギルドに登録に行くのです。


何故なら、私には神様的なチートがあるから。

実はこの街に来る間に歩きながら、魔法の練習と共にとある可能性を実験していたのです。

そう。トリップ物では王道も王道。

その辺に生えてる草を引っつかんで練成。

そして出来る回復薬。

まさにチート。人生超イージーモード突入でございます。


うん。皆さんも分かりましたね。

回復薬でお店を開いて、そのお金で生活していくつもりでございます。

魔道具を時々開発しつつ、たまに魔物を狩に行って、たまに野菜なんかを育てつつ生きていけば、一生飢えずにすむでしょう。


そうと決まれば、早速いってみましょー。

商業ギルドへGO!


よし。今度のカウンターは

大人しそうな、感じの良さげな大人の女性でござる。

いざ、出陣!


「こんにちわー。商業ギルドに登録したいのですが」


「いらっしゃいませ。商業ギルドへの登録のお話ですね。先に犯罪の有無を調べさせていただきますので、こちらの板の上にお手を乗せて下さい。」


おぉ!凄く丁寧で感じが良い人じゃないですかっ♪

板は案外ひんやりしてるのね。

ってかこんなんで分かるのかね?

やっぱり異世界だなぁ。ファンタジー。



「ありがとうございます。もう手を離していただいて大丈夫ですよ。それでは詳しい説明をさせていただきたいので、こちらの方に移動をお願い致します。」


「あ、はい。よろしくお願いします。」


そして案内されたのが、防音の魔法がかけられている小さめのお部屋。


「それでは、改めまして。この度、貴女様の登録および商業ギルドの説明を担当させていただきます、サユと申します。よろしくお願い致します。」


「ご丁寧にありがとうございます。ヤエです。田舎町から出てきたばかりで、分からない事ばかりなので、お手数をおかけしますがよろしくお願いします。」


「では早速ご説明を。商業ギルドにはランクが存在します。そのランクによって税金・店の大きさなどが変わります。ランクが大きくなると収めていただく税金も増えますが、その分の見返りも大きくなります。簡単な説明はこの一覧表をご覧ください。」


一覧表を簡単にまとめると

Aランク=税金激高=店が大きい=王族ご用達

Gランク=税金激安=地べたの露店=町外れ


となるらしい。

ランクが高いと他のお店より優遇してもらえたり、王族や貴族のご用達店になれたり、王都での出店が許されたり、貴族の社交界へのお呼ばれや表彰なんかもあるらしい。

その分 税金も高いし、王族貴族からの無茶振りなんかもあるみたいだけど。


そして最下位のGランクは本当に地べたに布を引いて町外れの露店街での販売。しかも王族や貴族様へ商品の販売禁止(不良品や粗悪品の可能性が高いため)とされている。

が、税金は安い。まぁ、余ってる土地の地べただしね。1月小銀貨1枚だから1000円くらいかな。


「このランクは税金を支払える金額によって決まります。もちろん、販売内容や販売形態も審査させていただきますが、Eランク~Gランクは金額での決定になりますので、お好きに選んでいただいて結構です。Eランクで裏路地に貸し店舗でお店を出すもよし。Fランクで屋台形式の露店を借りて開くもよし。Gランクで支払いを最低限に抑えて地べたで販売するもよし。お客様しだいでございます」


さて、どうしましょうか。

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