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当然、門番はオッサンです。

歩きながら魔法を使い、ようやく慣れてきた頃、また出会いました。

ブタ。ならぬ。

オークさん。

ここはやはり


「今こそ練習の成果を見せるとき!来いやブタぁぁぁ」


先程とは違い、右手から縄の様に伸びる炎

そしてその炎がオークの首に巻きつき・・・


落ちるオークの首。


「思ったよりエゲツナイ倒し方じゃね?これ、人として大丈夫かな?

・・・。

まぁ、倒せればいっか♪自業自得です。なーむー。」


オークを鞄にしまい、歩く事2時間。

何度もオークに出会い、撃破。

既に拡張鞄にはオークが大量でっす。



そして遂に見えて参りました!

街です!


この世界で初めて出会う人間&最初の難関。

門番だと思われる、ガタイの良いおっさんが近づいてきた


「一人で歩いてきたのか?変な格好だな・・・。まぁ良いや。冒険者か商業のギルドカード、もしくは住民登録なんかの身分を証明出来る物はあるかい?」


素直に異世界人です。なんて言ったら頭おかしい奴だと思われるよね?うむ。下手に出よう。


「あぁ、どうもどうも。初めまして。実は、山奥の辺鄙な村から出てきたばかりして。街を見るのも初めてなんです。」


「あー、そうかい。んじゃ、簡単に説明してやんよ。ここは西の都市オルトだ。王都とは比べもんにならないが、そこそこ大きい街だ。んで、まず嬢ちゃんがすべき事だが・・・。冒険者か商業者としてギルドカードを作る事。これさえ作れば身分証明になるからな。んで、次に宿泊する宿の決定だな。夜には安全な宿が満室になるからな。急いだ方が良いぞ。これが最優先で嬢ちゃんがすべき事だな。」


おお。勘で歩いてみたけど、都市だったのか。大きい街みたいだし、このオッサンの対応からして、比較的安全な街なんじゃなかろうか。

よし、暫くこの街で生活してみよう。

ダメなら逃げれば良いしな。


「説明ありがとうございます。お兄さん。入ったら直ぐにギルドカードを作ろうと思います。」


「おに、お、おぉ。あー後な、ギルドカード無しでこの街に入る場合は小銀貨5枚必要なんだが。持ってるか?」


お兄さんと言われて目をぱちくりさせるオッサン。

耳が赤いよ、オッサン。

ムフフ。可愛いなぁオッサン!

とと、いけない。我を忘れてる場合じゃないわ。お金ならあるもんね~。大量にあるもんね~。


「小銀貨5枚、これで大丈夫ですかね?今まで物々交換が主流だったので」


「おぅ、小銀貨5枚。確かに受け取った。入りな、嬢ちゃん。ようこそオルトへ!」


「ありがとうございます。あの、お兄さんのオススメの宿とお料理を教えてもらえませんか?」


「ん?俺のオススメか。そうだなぁ~宿なら大通りにある《踊るオヤジ》で料理なら《オークの漬け焼き》だな。この街には色んなもんが沢山あるからな。嬢ちゃんの好みが見つかると良いな。」


おおう。

《踊るオヤジ》って誰が考えたんだよ。

屈強なオッサン達が【今日は《踊るオヤジ》に泊まろうぜ!】とか言うのかよ。

おい。

萌えるじゃねーか!このやろう!

しかも《オークの漬け焼き》ってまんまだし。旨いのか?オッサン、質より量って感じなんだが・・・。


まぁ、取り敢えず行ってみましょう!

もちろん、オッサンに笑顔で手を振るのは忘れずにね♪


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