ギルドでのご相談
そんなこんなでウダウダ考えつつ、昨日は入れなかったお風呂に入ってきました。
五右衛門風呂みたいなお風呂
1人用のお風呂で毎回新しいお湯を張るみたい。
魔石を使って水を張ってお湯にする仕組みらしい。
石鹸が無かったのが残念だったけど、お風呂は偉大だね。
汗が流せてさっぱりして、リラックスして身体の疲れが取れた感じ。
程よく眠気がやってきたので、このままベッドへgo!
勿論、結界を張るのは忘れません。
女の子だもんね♪
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あ、おはようございます。
今日は昨日のお風呂のおかげで気分爽快!
朝から元の世界のお菓子ををかじりつつ、本日の予定を立てましょう。
まず、朝一で商業ギルドに行って《自宅を建てるための土地》と《露店で雇う人材》についての相談をする。
物件の契約には書類を揃えたりで時間がかかりそうだしね。
んで、そのまま露店街に行って【もしゃもしゃ草】のオープンです!
昨日作った回復薬がどんだけ売れるか分かんないけど、場所の雰囲気とか分かるだろうからね。
ただ、私はGランクだから、商業ギルドからは何の保証もしてもらえない。
場所を貸してもらってるだけの関係だから。
盗難も客とのトラブルも全部自分で解決しなきゃいけない。
気合い入れてかないと。
若干、迷子になりながらも着きました。商業ギルド。
優しい人が相手だと良いなぁ。
なんて考えてたら 居ました!
前回お世話になった親切丁寧なサユさん!
「こんにちは~あの、自宅を建てるための土地と露店で雇う人材についてご相談させていただきたいのですが。出来れば、サユさんにお願いしたいのですが大丈夫ですか?」
「いらっしゃいませ。こんにちは~。土地と人材派遣の件でしたら私で大丈夫ですよ。詳しいお話は此方でどうぞ」
以前と変わらぬ優しい微笑みで嬉しいです!
「さて、まずは自宅を建てるための土地とのことですが、詳しいご希望をお伺いしても宜しいでしょうか?」
「家庭菜園や、鶏や牛を飼いたいので、広くて街から外れてる土地が良いです。自宅は土魔法で建てられるので、土地だけで、泥棒が入らない様に塀なんかも作りたいです。」
「そうですか。
まず、牛や鶏は臭いや騒音が問題になりやすくて、街からは凄く離れた位置にしなければなりません。
家庭菜園は規模にもよりますが、大きいく場所を取りたいのであれば、街外れの商業地区を抜けた所なら周りに建物も少なく、適しているかと思います。また、塀の設置はご本人の敷地内であれば可能です。」
うぬぬ。
家畜ちゃん達はお預けかなぁ。
街から遠すぎても大変だもんなぁ。
「もし、どうしても牛や鶏を飼いたいのであれば、牧場に預けるという手もありますよ。ただし餌や場所代、家畜自体の代金、お世話をしてもらう手数料がかかります。追加料金を支払えば収穫した卵や牛乳も届けてくれますよ。」
なんと魅力的なお話でしょうか!
お金はかかるけど、自分で世話をせずに牛乳や卵が手に入る!
だがしかし!
腐った牛乳と卵だけどな!
いかん。それだけはいかん。本末転倒じゃないか。
「あの、その牛乳や卵ってこちらから取りに行くのは可能でしょうか?」
「ええ、可能ですが、かなり遠いですよ?面倒ではありませんか?」
「いいえ、大丈夫です。後で紹介をお願いします。」
そう。私にはチートがある。
家と牧場の往復なんて転移魔法で余裕綽々だ!
「分かりました。後ほど牧場主に話をしておきますね。土地ですが、先ほどお話した街外れの商業地区を抜けた所で宜しいですか?ここが一番街に近いのでお勧めです。地図のこの位置で、ここからここまでが敷地内になります。目安の石が埋まっているので行けばすぐに分かりますよ。料金は大金貨で120枚(1200万)です。」
うむ。
大きな買い物だよね。
でも、土地はかなり広いし、周りの目が気にならなそう。
自分の好きなことを好きなだけ出来る空間だと考えれば、安い買い物だよね。
実際問題、宿屋にいると気が抜けないし。
「よし、買います!即金で!」
「は?あぁ、あ、はい。書類を作らせていただきますので、少々お待ちください。」
あ、ごめん。
勢いが良すぎたね。
ごめんねサユさん。
そして前代未聞の早さで土地契約を済ませた私。
早速、造る家を考えねば♪
あ、その前に露店で回復薬の販売をせねば
「では、続いて人材派遣についてお話をさせていただきます」
ごめんなさい。
サユさん。
人材派遣の話、すっかり忘れてた。
ってか、もう帰ろうとしてた。
言わないけど心で謝っとくね。
だから、半分立ち上がった私をそんな目で見ないで!!




