表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

春の痛み

作者: タマネギ

お天気の加減で、

頭や目の奥が痛くて、

寝込むことがある。

天気痛らしい、


薬が効いていたり、

効かなかったりで、

なかなか治らなくて、

しんどくなる。


春は季節の変わり目、

難儀する日が多い。

自分だけじゃなくて、

そういう人は多い。



仕事場にもいた。

そんな人がやはりいた。

新卒の女性で、

時々休んでいた。


ふだんはてきぱきと

仕事を進められるのに、

雨には可哀想なくらい

ぐったりとして。


天気痛の未体験は、

気分屋に出くわす。

わかり合えないので、

彼女が痛々しい。



体験にばらつき。

様々な事情に挟まれて、

世界は揺れている。

心も体も。


そこでは想像力が

大事になってゆく。

思いやりとかいう

気持ちだとか。


難しいか、簡単か。

思いやりの気持ちは、

どこまで、どれだけ

持てるのだろう。



考え始めると、

自分の弱さが見える。

辛かった出来事が、

遠くで覗いている。


天気痛や偏頭痛、

わかる人にはわかる。 

自分にもあるはず、

わかっていない痛み。


全てにあるはずの痛みを

できれば癒せる強さ、

そんな強さが欲しい。

季節の変わり目には。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ