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第110話 ボコボコにするのよね?

 慌ただしく準備がされていき、私とリカルド様は会場の最終チェックを行っています。


 ここで不備があっては、ランドルフ王子とアリアお嬢様の婚約発表に水を差すことになってしまいます。


 そして、警備には王城の近衛騎士と、ランドルフ王子の独断で母の魔導生物を配置していました。


 ひと目につくところは近衛騎士が、それ以外のことろは母の魔導生物が担当するそうです。

 しかし、暗闇に人が倒れていたら怖いので、ランドルフ王子の護衛も会場を巡回することになっていました。なので、実質ランドルフ王子の護衛はリカルド様だけの配置となっています。


 まぁ、ランドルフ王子は基本的にスペックは高いので、普通の敵ならご自身で対処可能でしょう。


「あら? あまり華美じゃないのね」


 聞き慣れた声に、思わず方がビクッとしてしまいました。


 振り向けば、ワインレッドのドレスを着た母がいるではないですか。

 あれ? 私、母に招待状を出した覚えはありませんわ。


 基本的に母はパーティーが嫌いだと言って、国王陛下主催のパーティーもボイコットするぐらいです。


 だから、今回も王都までわざわざこないだろうと、私は招待状を送らなかったのですが……に、しても早いですわよ。まだ開場すらしていません。


「お母様。まだ開場の時間ではありませんわよ。それに私は招待状を送っていないはずです」

「それは、私から送りました」

「え?」


 リカルド様が、母に招待状を送ったそうです。


「パーティーが嫌いでも、娘の婚約パーティーには出席するわよ」


 え? 姉の婚約発表のパーティーのときは、結婚式じゃないのだから、祝の品だけ贈っておけばいいわよねと、言っていましたわよね?


「それに、脳筋の枢機卿を招待しておいて、母である私を招待しないなんて、なんて親不孝な娘なのかしら?」


 うっ……そんなつもりは全くなかったのです。王族には関わらないと言っていた母が、ランドルフ王子の婚約発表の場にいるのは嫌だろうと私が勝手に思っていただけなのです。


「あの変態をボコボコにするのよね?」


 あの変態とは誰のことですか?

 マルメイヤー公爵のことですか?


 それから母自身がボコボコにするように、腕をぐるぐる回して準備運動を始めないでください。


 それよりも、気になったのが……


「お父様はどちらに?」


 表向きは母の護衛をしている父です。ですが、母の行動を制御する役割があるのです。


「さっき、脳筋の枢機卿に捕まってしまったから、置いてきたわ」


 お祖父様! 早くお父様を解放してください!


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長々と失礼しました。

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