たらこパスタを作ろう!
タイトルまんまのエッセイです。
共食いかな?
以前にちょっと気になって、たらこパスタの作り方を調べてみました。
たらこを包丁で割いて中身をこそぎ落とします。
ボウルを用意したら溶かしたバターと生クリームを投入。
醤油をしょうしょう。
小葱と大葉も入れておきましょう。
お好みでニンニクを少し。
たらこをしっかり混ぜたらパスタソースの完成です。
あとはゆでたパスタをソースに和えるだけ。
仕上げにちょっとレモンをかけて、刻みのりを載せます。
はい、完成。
簡単でしょう?
小さいころに作ったたらこパスタはレモン入れ過ぎたせいであんまりおいしくなかったです。
なのでほんの少しにしましょうね。
って、これだけのエッセイなんですが、なんとなく思ったことを。
このお料理、簡単そうなんですけど、中々つくる機会がないのですよね。
なぜって……市販のパスタソースがお手軽でお安くて作りやすいから。
一袋200円くらい?
もっと安いかもしれません。
上の材料を全て揃えるとしたら、500円くらいはするんじゃないかなぁ?
たらこだけでも結構するし。
バターも生クリームもお高いですからね。
じゃぁ、なんでこんなお料理を作るのか。
そしてエッセイを書いているのか。
単純に楽しいからなんですよ。
作って食べるのが楽しいから。
ただそれだけの理由。
手間がかかるとか、値段がかかるとか、確かにそうなんですけど。
でも、それを埋め合わせて余りあるほどの楽しさが、お料理にはあるのです。
あとまぁ……市販のパスタソースよりもおいしいんですよねぇ。
手作り感って言うのもありますけど、純粋に素材の味がしっかり味わえるのと……あと量も多い笑
こんな感じでそこそこメリットがあるわけですが、やっぱり一番の理由は「楽しいから」ですね。
楽しいから作る。
楽しく作って食べる。
最高に幸せなことだと思います。
でもまぁ……うん。
楽しくなかったら作ってないですね笑
なんで料理をするのが楽しいかというと、幼いころにお料理の練習をしていたからだと思います。
他に理由が見当たらないんですよね。
あと、料理の練習をしていた時、叱られた記憶がない。
とーーーっても褒めてもらったのです。
それが理由かなぁ。
楽しいって、なかなか見つけるの難しいと思うんですよ。
たらこも大人になって楽しいと思えることが片手で数えられる程しかないので、お料理は貴重な趣味の時間です。
こうして楽しみながらお料理できる水産加工食品ライフに感謝、感謝なのです!
◇
さて……ちょっと話は変わりますが。
皆さんは小説を書いていますか?
エッセイや詩など、何らかの形で創作活動をしていますか?
もししているとしたら……聞いてみたいです。
作品を書いているとき、楽しいと思えていますか?
中には創作が辛くなっちゃったーって人もいるかもしれませんね。
理由は人それぞれで、読んでもらえないとか、面白いと言ってもらえないとか、色々ありますよね。
辛い気持ちばかりが増えていくと、楽しかった創作もやめたくなっちゃう。
でもね。
ちょーーーっと思い出してみて欲しいのです。
どうして小説を書いてるのって。
自分のためですよね?
自分の中にある物語を形にしたいから、書こうと思ったんじゃないでしょうか?
もちろん、自分のためだけじゃないと言う方もいるかもしれません。
でも……結局、最初にあるのは、やっぱり『自分』なんですよね。
読者の反応を狙って書いた物語が自分が好きな物から離れていく。
それはとても悲しいことです。
おまけに誰からも相手にされなかったら、余計に辛いでしょう。
であればやはり、自分の好きに立ち返って、自分が好きだと思えるものを書いてみてはいかがでしょうか?
勿論、自分が好きなものを書いたら、書籍化はおろか、ランキングに入ることさえむつかしくなります。
けれども、自分の好きをしっかりと持っていれば、書くのは辛くないかもしれません。
だって……その物語を少なくとも自分自身は楽しいと思えるわけですから。
たらこは料理をするのが好きです。
それは自分で食べたい料理を自分で作ることが出来るから。苦手だと思うものを自分で作ったりはしないのですよ。
ましてや、楽しいと思えなかったらお料理なんてしないのです。
小説を書くのも同じなのかなって。
好きなものが小説として形になったら、それは小さな成功体験として心に残るのでしょう。
自分にとって世界で一番面白いと思える物語が完成したわけですから、楽しくないはずがない。一つの物語を完成させた達成感は、新しい物語を書く原動力となり得ます。
でも……折角頑張って書いた物語が、誰からも相手にされなかったらやっぱり辛い。
どうせ書くのならランキング上位を目指したいですよね。
ランキングで戦うにはセンスと、流行を読む力と、そして何よりも継続力が必要となります。
たとえ読まれなかろうが、ポイントがゼロだろうが、ブクマがはがれようが、耐えて耐えて書き続ける力。
それが最も必要なことだと思います。
続けないと誰も読んでくれませんからね。
あとはまぁ……物言わぬ読者が何をどう感じているのか察して、作品を微調整していかなければなりません。
どうしたら自分の作品が読まれるか、絶えず考え続けるのはとても大切です。
言っていることが矛盾しているような気もしますよね。
さっきは自分の好きを大切にしようと言っておきながら、読者が何を考えているのか察しろと。
実は矛盾しているようで、していないのですよ。
『自分が好きで書いた作品』を『読みに来てくれた読者』が『どうやったら楽しんでくれるのか』を『ひたすら考え続ける』
それが読まれるために必要なこと。
そして、自分の好きを大切にする事なのです。
まぁ……直ぐに反応が貰えるわけではありませんけどね。
でも、諦めなければいつかきっと、必ず報われる日が来るのです。
そう信じて書き続けましょう。
◇
人は誰しも、自分の『好き』を持って生きていると思います。
この『好き』をおざなりにするのは、砂の上にお城を建てるようなものです。
『好き』はいわば物語にとっての基礎。
この基礎がなかったら砂上の楼閣よろしく、あっという間に物語は崩れてしまいます。
だから自分の好きを大切にしましょう。
それが一番の近道かもしれませんね。