2話 スーパーパワー①
スーパーパワーの話は少し長いので、①と②で分けました。都合上①が少し短くなってしまいました。
申し訳ないです。
目の前には、かいぶつがいた。そして、空の横には強郎がいた。
「おい!強郎なにしてんだ…?」
強郎は何も答えない。
「…?!」
よく見ると、強郎の胸はなにかに貫かれたような穴が空いていた。
「おい!強郎?!」
(まさか…この怪物が…?!)
"グス"
何か、ささった音が聞こえた。
「え?」
見ると自分の胸に怪物の手が刺さっている。だがなぜか痛みも恐怖もない。
(あぁ、死んだんだな)
空はそう思いながら意識が遠のいていくのを感じた。
(スーパーパワーを持っていたらな…。こんなやつ倒せたのに…。って、死ぬ間際まで…こ…れか…)
"ドン!"
「いてて…、あれ、家だ…。夢だったのか…」
(まぁ、今回のは夢でよかったぜ…)
そう思い、空は時計を見た。時計は7時半。学校には8時半に着けばセーフだ。
(よし!今日は遅刻せずに済みそーだ)
そう思い部屋のドアを開ける。
"ガチャ"
"ドン!"
「いて、」
ドアにぶつかった。ドアノブはひねったのに…
(?!)
ドアノブが折れていた。一瞬寝起きということもあり理解に時間がかかったが、元々壊れそうだったということにしておいた。
(でもまずいなぁ、これじゃあドアが開けれない…。)
今、、家には誰もいない。となるとドアを壊すのが一番早い。
空は深呼吸した。
「いくぜ!スーパーーターーーックル!!」
"ドーーーン!!!"
ドアが吹っ飛んだ。正面にある妹の頼子の部屋の壁を突き破って。
「……は?」
今の時刻は12時。あのあと俺は素直に親に連絡をし、修理会社を呼び、父さんにこっぴどく叱られてきた。
さらに修理代も俺が出すことになった。まぁそこはいい。一番はおそらく俺はスーパーパワーを手に入れた。理由は、ドアを吹っ飛ばせたのと、今俺は
15階建てのマンションの屋上にいるからだ。理由になってないって?ひとっとびでいけたんだぞ。15階建てのマンションをひとっとびでだ。これはもうスーパーパワーを手に入れたとしか言いようがない。まぁ、きっと怪物を倒すために神様がくれた能力なのだろう。
それで、俺はこれからどうするのかというと、正直何もしない。本当のことをいうと自慢しまくりたいが、こんな人間離れした身体能力を、持っていることをみんなが知れば俺はどこかの研究機関で一生研究されそうだし、なんせ隠しているほうがかっこいい!実は強いキャラなんて最高じゃないか!ということで俺は力のことを隠して、生活することになったのだ。
ちなみに、こちらの作品の最後はもう
決まっております。某呪術○戦の作者様のように
カッコいい最後の結末はどーなるのかのヒントを
言うと、結構これからの話に伏線がちりばまれています。細かい部分です。例えば、地名とかそっち系です。これ以上はいいません!すいません!