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公道最速伝説  作者: yamaneくん
公道編〜日本〜
5/8

#5出会い

「よし。サーキットでのセッティングは終わりかな。迅ー?コンピューターの方はどう?」

拓巳がロードスターから出てくる。

「いい感じだ。あとは湾岸と峠に合わせれば終わりだ。」

「先にコースにもなってる湾岸に行こうか。」

「わかった。」

迅がノートパソコンを持ってロードスターのナビシートに乗る。

「実際に出せる最高速を知りたいからとにかく飛ばせ。」

「このロードスター、ロータリーターボにして550馬力で重量も削って780kgくらいになってるから怖いんだけど。」

「そうか。じゃあ飛ばせ。」

「話聞いてた!?」

〜首都高速湾岸線〜

クォーンッゴッヴォンックォーン

「メーターは何kmまで計測できるんだ?」

ナビシートでパソコンを開いている迅が聞いてくる。

「後付けメーターだから、240kmまでだな。」

「今何kmだ。」

「もう振り切った。」

「意味ねーじゃねーか。」

「デジタルのメーターもついてるから計測はできる。」

「じゃあ何kmだ。」

「ニトロ使わずに325kmで止まってる。」

「ニトロ使ってみろ。」

「湾岸とはいえ怖いんだけど。」

「とにかく使え。」

「はあ。」

カチッ

拓巳がニトロのスイッチを入れる。

「何kmだ?」

「362km。」

「思ったより速いな。」

「軽いからな。550馬力の割に速い。」

「おい前見ろ。マスタングコンバーチブルだ。」

「珍しいな。あのレースにも参加すんのかな。」

「可能性は高いな。」

「仕掛けてみるか?」

「やめとけ。恐らくレースに参加するんだからいいだろ。」

「それもそうか。」

「もう帰ろうぜ。」

「わかった。」

これが拓巳と迅の新しい仲間との初めての出会いだった。

〜レース当日〜

「マスタングコンバーチブルはやっぱり来てたな。」

「そうだな。」

「あと2分でレースを始めます!」

「今日を機に、このインカム使うことにしたから。それでパソコンを使って、エンジンの調子とか伝えるから。」

「了解。」

「じゃあフィニッシュラインで会おう。」

「おう。」

迅がロードスターから離れていく。

ヴォンヴォンッ!

載せ替えたロータリーエンジンを軽く吹かす。

「カウント始めます!5、4、3、2、1、スタートッ!」

ヴォンッギャギャギャッ!

ホイールスピンしながら、拓巳の駆るロードスターが飛び出す。

挿絵(By みてみん)

「拓巳、ホイールスピンさせすぎだ。もっとアクセルを閉じろ。」

「軽すぎて駆動輪に荷重がかからないんだ。」

「リアタイヤくらいはセミスリックにした方が良かったか?」

「馬力が有り余ってるわけじゃないから意味ないと思う。」

「じゃあ頑張って制御しろ。油温計、水温計、ブースト計、異常なし(オールクリア)。」

「このまま前のC7コンバーチブルの度肝抜いてやる。」

2台はサイドバイサイドの状態で公道特有の鋭角コーナーに近づく。

「もうブレーキングするのか?」

C7は一足先にブレーキングを始め、少し後に拓巳のロードスターがブレーキを踏み、ロードスターの車体が横を向く。

「本当にドリフトしやすいなー。」

拓巳がコーナーを抜け少し経つとC7がパワースライド気味にコーナーを抜けてきた。

「サーキットだとその走り方でタイムが出るだろうけど、公道じゃ通じないな。」

「拓巳、前はあと4台だ。それと、スペック的にドリフトはもっと早くできるぞ。」

「アクセルワークより、クラッチ蹴りして、回転数上げた方が早いんじゃないか?」

「86じゃないんだから。」

そう言いつつ、拓巳は次のコーナーでクラッチ蹴りをした。

「この方が速いかもしれないけどクラッチの負担がやばそう。」

「壊すなよ。」

「だったらクラッチ蹴りなんて提案するな!」

「そろそろ湾岸に入るからパッシングの準備しとけよ。」

「分かった。」

拓巳のロードスターは湾岸へ入っていった。

どうもyamaneくんです。

今回の公道最速伝説では、自作の挿絵を導入しました。時間がなかったので背景は雑ですし、人物画は苦手なので、車両などの挿絵ばかりになりますが、ご了承ください。

ではまた。

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