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第七回(後半) イラスト付きの作品は底辺の夢? ……ごめんなさい。自分それ、持ってます

おかえりなさいませご主人様。

毎回、色々手間をかけさせてすいません。

ここからイラストを考えるの回、後半です。 


 承前。


 だいたいが。

 イラストを描いてもらう、というならば。

 絵師の方が作品をある程度読まなければいけないわけです。


 完全に主流からは外れた作品を誰かに読ませたその上で、絵まで描かせようと言う。

 見ようによってはあまりにも傍若無人な考え方ではあります。


 読みたくもないものをねじ伏せて読ませて、さらには感想だって大変なのに絵を描け、と迫るわけです。

 考えようによっては、精神的な苦痛を与える拷問のようでさえあります。



 本来、こんな思いつき程度の企画は二日もすればぽしゃってお終い、なのですが。

 ただ、このときの自分には風が吹いていました。ツイていました。

 なんと、自分のTLに流れてきたのです、絵師の方のツイートが。

 当時見た文面はこんな感じだったはずです。



 【なろうで作品を書いている方で、私に挿絵を任せて下さる方がいらっしゃれば、ご連絡をお待ちしています】


 この女神様、ご尊名を ひつじこ さんと仰います。



 ツイート上に表示される、書かれる画風もまさに思っていたのとぴったり!

 一応常識人枠に所属していることになっている自分です。

 迷惑ではないだろうか、などと表面上、形式的に若干迷った後にこちらから連絡を取り、そして……。

 ひつじこさんは、挿絵を描いてくださることを快諾してくれたのでありました。

 



 現在、ツイッターでのひつじこさんは、事実上活動休止状態です。

 ただ実は、あとで知ることですがこの方は satoseen さんのお名前でなろうで作家としても活躍している方なのです。


 現在連載中の『目喰』を始め、一種独特の世界観。特に短編にその傾向は顕著に出ていて、『狂うなら、春の夜に』。あたりはいかにもsatoseenさんな、もの悲しいもう一つ救われない雰囲気が良く出ています。


 ――つまりこれは。なろうタワー最下層。鉄骨を支える基礎部分に立っている自分が、がんばって目をこらせばなんとかぼんやり見える上層の作家さんにイラストをお願いする。

 しかもその方は、数時間前まで別段知り合いでさえなかった、と言うおまけ付き。

 二段構えで非常に不敬な話なわけです。


 そもそも。

 その辺に全然気がつかない、と言うのもたいがいです。どうかしています。

 ツイッターで頂いたメッセージでも

 【私も小説を書いています】

 とは確かに仰っているのですから。 


 でも言い訳をさせてもらえば、

 ひつじこさんとsatoseenさんはツイッターのアカウントが別で……。

 うん。さらに恥の上塗りをするようなことはやめましょう。

 続けます。




 で。こちらから見た目の設定などを簡単にまとめたものを送って、一日千秋の思いで待つこと数日。

 【完成致しましたのでお知らせいたします。】

 というメッセージを、

 思いのほか早く。背景違いのイラスト二枚とともに頂きました。

 

 どんなイラストを書いて頂いたかに関しては、作品のプロローグ部分にあるので、是非PVあげて下さい。ついでにブクマも置いてって下さい。


 と言いたいところですが、弐逸 玖のツイッターアカウントを知っている方であれば画像欄に二枚とも表示されてますので、そちらから簡単に見れます。

 と言うか。個人的にお気に入りのイラストなので、PVなんかはこの際どうでも。

 イラスト、見て頂きたいわけです。




 家族の絆とテレパシーでつながる二人。これを象徴する赤い糸を指に絡め、田舎の山の上にお互いそっぽを向いて立つ、主人公陽太君とその双子の妹月乃ちゃん。


 赤い糸は、実はこちらのオーダーにはなかった部分ですが、作者なのに改めて凄く納得しました。

 なので、これはむしろその後のツイッターの宣伝文句で使わせてもらっています。


 そしてこれもオーダー時には話をしていないうえ、作中での描写もほぼしていなかったはずの二人の身重差と髪型。これが完全に脳内に描いていた容姿にドンピシャ。

 二人が全く違う方向を見ているのも、こちらから特にお願いはしていませんがまさにイメージ通り。


 つまり。

 なんと言うことでしょうか。やたらに読み込んでくれてます……!

 背景は青空と夕焼けの二種。


 ひつじこさん。その節はお世話になりました。本当にありがとう御座います。




 ここからはいつも通りに行きましょうか。

 当然、ゼロてくなのでPVがどうなったかと言う話です。

 

 プロローグ部分に貼り付け、ツイッターの更新お知らせにも毎回イラストを使わせて頂いた結果。

 なんと、PVが持ち上がりました。

 作品にあっている、と言う前提は付くでしょうが。イラストは効果あり、です。



 今日の一言

『イラスト描ける人は、イチオシ作品用くらいは描いた方、良いよ。多分』

 とにかく、頂いたイラストを宣伝に使い始めて以降、それまでのPV推移を無視するかのようにPVのグラフが伸びました。

 

 ちょうど物語が佳境に入ったこととのシナジー効果である、と作者としては思いたいわけですが、相乗効果だとしても文字通りに乗っかるもの。それは必ず必要です。


 前回までどうやって宣伝するか。を考えてきたわけですが、イラストのあてがあるなら是非使った方が良さそうです。


 イラストや挿絵は読むときに邪魔。

 読者の想像力を阻害するので良くない。


 と言う考え方があるのは知っていますし、一概に否定するものでもありません。

 でも、せめてツイッターの宣伝とトップページにくらいは。イラストを置けばお客さんが増える可能性が高いです。

 エビの絵(成宮りん(R))なら縁起もよろしいかと。



 今思いつきましたが。作品によっては写真、と言う手も使えそうです。

 幻想ファンタジーや恋愛ものなら、叙情的な風景写真も良いかもしれませんね。

 ただ、鹿の写真(古川アモロ(R))だと、警察に捕まったり狩られたりする危険も出てきますのでお気をつけを。



 誰がどんな絵を描くのか、と言うのは当然重要になりますし、場合によってはイラスト以外話題にされない可能性もある諸刃の剣ですが。

 イラスト。――使える子です!


 どなたですか?


 ――なんだよ、ゼロてくなのに失敗してねぇじゃねぇか!


 なんて仰ってるのは。

 前書きにも書いてあります。

 このエッセイ。自分がブツブツ言うのであって失敗談を語る場ではありません。

 と言うことで。悪しからずご了承のほどを。


 ま、たまには上手くいくことも、あります。

 たまには、良いじゃないですか。



 ちなみにその後の『山頂の風景』。

 完結ブーストもかかったもののブクマ、評価を集めるには至らず結局ドボン。

 ブクマや評価? 聞かないで下さい……。


 せっかく素敵なイラスト描いてもらったのに。

 ほぼひつじこさんの宣伝にはならない結果で、ごめんなさい!。


 そして最近。レビューによって再発掘されるまで。

 PV0でできた山のその奥深くに、静かに埋もれることになるのでした。




 そういうタイプではないといった舌の根も乾かぬうちに。

 あくまで徹底して、最後まで。一話丸々使って一生懸命宣伝してみました。

 半年前に完結した作品だし、良いですよね?

 今現在、続編書いてますし。あ。こっちはステマになるのかな……。


 いずれ。

 闇に隠れて生きる豆腐メンタリストが、がんばって宣伝。やり切りました……!



 追伸

 弐逸 玖の作品でイラスト描いてみたい! と思った奇特(意味は以前に書きましたが、これは誤用の方が意味が近いかも……)な方は是非に、連絡をお待ちしております。


 連絡用の媒体は何でも結構ですが、のろしやドラム、手旗信号などは届かない可能性が高いので、普通に活動報告のコメント欄やなろうのメッセージ、ツイッターなどでお待ちしてます。

 矢文やストーキングのうえ手紙の手渡し、夢の中にダイレクトメッセージなどは複数の意味で怖いのでお断りします。


 もちろん既存作、連載中を問いません。問いませんよ!?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

資料

 『山頂の風景 ~田舎の男子と双子の妹~』は2016/10/21より連載開始。

 自動投稿の時間設定を間違えたのをきっかけに

 毎週、金曜夕方17:00と土曜深夜2:00の変則二話構成で連載。


 本文中にご紹介したひつじこさんより頂いたイラストを

 ツイッターでの宣伝と、本編に使い始めたのが2016/12/02から。

 年末年始は連載休止。2017/02/25に完結。

   

 ついでに先日レビューを頂いたのは2017/10/06になります。


 PVを見てみたい、と言う方の参考にして頂ければと思い

 恥を忍んで情報を公開します。


 イラスト効果の他。完結ブースト、さらにはすでに完結した既存作であるにもかかわらず、

 レビューの破壊力など。

 なろうを数字で眺める方には、色々と見るべきところはあるかと思います。



※勝手にお名前を挙げた皆様、不快に思われたなら申し訳御座いません。


一応用語解説

PV

本作のタイトルにもPVの文字が入ってますね。

今更ですが PV は pageview の略。

つまりどれだけの人がそのページを開いたか、と言うことです。

読んだ数では無いところに注意。

そして当然に、ポイントは関係ないので総合評価には一切の影響がありません。


なろうのアクセス解析は、部分別や日別などで状況を表示できるので

目次からのブラバはもちろん。人気の無い回や失敗回、お客さんの集まる曜日などは、

これだけでだいたい把握出来ます。

小説情報のページにリンクがありますので作者に限らず、誰でも閲覧可能です。 


自分としては人に見せたくないデータの一つです。

是非個人情報扱い、開示するしないは任意。に変更して頂きたいところ。

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