設定①
2017年2月まで更新しないと供述した敗北主義者は粛清された。
本編のネタバレ等はありません。また、この設定を読まなければ、本編が理解できないということもありません。2月まで更新しないとなると、WoWの設定が自分の中でぶれそうなので、書き記しておくことにしました。
World of War:
通称、WoWは2219年からトロン社によりサービスが開始されて以来、VRMMOの中で絶大な人気を誇る。1つのサーバーに50000人までアクセスすることができ、同時接続35000人を常に維持している人気サーバーもある。
サーバーシステム:
サーバーは年代ごとに区分されている。1910年サーバーから始まり、2100年サーバーまである。だが、この年代設定は固定されておらず、流動的なものである。つまり、新規サーバーの年代は1900年から始まり、古参サーバーにつれて、2100年に近づいていく。年代は10年ごとに区切られており、1910年代サーバーが1920年代サーバーになるのは、そのサーバー内で『黎明期戦車』、『黎明期航空機』などの『革新的技術開発』が達成される必要がある。その年代ごとの革新的な技術開発を何処かのクランが達成することにより、サーバーの年代が繰り上がる仕組みになっている。
ベースの種類:
『総司令部』(lvl)
クランの本拠地である『総司令部』は任意のエリアに設置できる。『総司令部』はクランの中心部であり、一つのクランにつき、一つしか建設できない。ここをどのような形でも制圧されると、クランの資金の2分の1を失って降伏となる。
-開発局(lvl):陸上兵器、航空機の開発を行える施設。
-防空壕(lvl):建設することで『総司令部』が地上から地下に移設される。レベルを上げることにより、深度が増す。高レベルでなければ、バンカーバスターで破壊可能。
-対空陣地:『総司令部』にのみ構築することができ、圧倒的な防空能力を有する。レベルは存在せず、敵の戦力に比例して対空陣地も強化される。上位クランによる爆撃機を大量に用いた完封試合というクソゲーを防ぐために導入されている救済措置。
『陸軍基地』(lvl)
-兵舎(小、中、大):この施設を建設することで、AI兵士を雇用することができる。拡張および増設することで、雇用できるAI兵士の数も増える。
-工廠(arsenal)(lvl):兵器の開発、製造、修理を行える施設。
-造兵廠(armory)(lvl):武器の開発、製造、が行える施設。
-掩蔽壕(bunker)(lvl):このレベルを上げることにより、爆撃に対する耐久性を上げることができる。
-情報局(lvl):情報収集や防諜を担当するAIを配置することができる。また、敵AIを味方に転向させることも可能。
『航空基地』(lvl)
航空機を運用するに必要な基地。『航空基地』を保有しているかどうかは、小規模クランと中堅クランの分水嶺の一つである。
-設計局(lvl):航空機の開発、生産、修理を行える施設。『航空基地』の範囲に建造する必要はないが、その場合には別途、『設計局』のそばに『滑走路』を敷設する必要がある。
-滑走路(短、中、長):航空機を運用する際に必要となる。爆撃機などの一部の航空機を運用するには、必要着陸滑走路長、必要離陸滑走路長を満たす滑走路の敷設が必須。複数、建設することで、同時に多くの機体を離着陸させることができるようになる。
-管制塔(lvl):航空機を2機以上運用する際に必要となる施設。滑走路が多くなればなるほど、求められる管制塔のlvlも高くなる。
-ハンガー(小、中、大):航空機を保持するために必要な施設。ハンガーを建設しなくても、航空機を保有することは可能だが、ハンガーがなければ修理および改良することができない。強化シェルター(hardened aircraft shelter) 、地下シェルター(underground shelter)よりも安価に建設できるが、爆撃や砲撃に対しては脆弱である。
-強化シェルター(小、中):爆撃や砲撃に対してある程度の耐久性を有する格納庫。
-地下シェルター(小、中):爆撃や砲撃に対して十分な耐久性を有する格納庫。だが、建設費はほかの二つと比べると高い。
-アラートハンガー(特殊設備):スクランブルに対応する戦闘機を格納するためのハンガー。通常のハンガーと性能は変わらないが、あることでスクランブルに要する時間を短縮することができる。
-B2専用ハンガー(特殊設備):戦略爆撃機B2を保有するために必要なハンガー。1980年代から建設が可能。B2は『革新的技術』の一つ。
-防空指令所(lvl):レーダーサイトやAWACS(早期警戒管制機)やレーダーサイトから得た情報をもとに、地対空誘導ミサイル部隊や要撃機を用いて、敵機の迎撃することを目的とした施設。レベルを上げることにより、要撃管制の精度があがる。陸軍施設としても建設が可能。
-レーダーサイト(小、中、大、lvl):レベルを上げることにより、索敵範囲が広がり、敵機の識別がより精確にできるようになる。『航空基地』から離れても建設が可能。陸軍施設、海軍施設としても建設が可能。
『軍港』(lvl)
海、川、湖に面していることが建設の条件となる。
-兵舎(小、中、大):AI水兵、AI陸戦隊、AIパイロットなどを雇用するのに必要。
-海軍工廠(Nary yard)(lvl):戦闘艦の開発、製造、修理を行える施設。
-造船所(小、中、大,lvl)戦闘艦の製造を行える。『軍港』に併設されている必要はないが、 海、川、湖に面していなければならない。
-乾ドック(小、中、大):戦闘艦の修理を行う施設。
-Uボート・ブンカー:潜水艦を爆撃から守る掩体壕。地中貫通弾には弱い。
-滑走路(短、中):空母艦載機を整備するのに必要。艦載機の航続距離内に滑走路を完備した『航空基地』があれば、必要ではない。
『ミサイル基地』(特殊施設)
-ミサイルサイロ(大):1960年代から建設が可能だが、多額の資金を投じる必要がある。地下に建設され、サイロを直撃しない限り、核攻撃耐えれる構造になっている。ミサイルとは、無論、大陸間弾道ミサイル(ICBM)のこと。
『補給基地』(小、中、大)
弾薬、燃料、食料などの補給物資を貯蔵、配分するのに欠かせない施設。『補給基地』で陸上兵器のみ、修理を受けることができる。『陸軍基地』『航空基地』『軍港』にも補給物資は貯蔵できる。レベルを上げることにより物資貯蔵容量も上昇するが、基地を拡大することにより消費量も増加するので、『補給基地』を建設しないという選択肢は存在しない。兵站を軽視する軍隊がいないように、現実に限りなく近いWoWでも、兵站を決して軽く扱ってはいけない。円滑に戦地に補給物資を届け、戦闘を効率よく行うには、兵站が重要なのである。
『要塞』(lvl)
防衛に特化した施設。要塞砲を有しており、場合によっては脅威となりえる。『海上要塞』と異なり、こちらは実用性がある。
『海上要塞』(lvl)
対空、対艦戦闘を想定している要塞。『海上要塞』であるが、陸上にも建設できる。無論、ただの良い的にしかならない。費用対効果は推して知るべし。1940年代から建設可能だが、1940年代には既に陳腐化している。レベルを上げることでヘリポートを設置することができる。一見、ロマン枠ではあるが、海上要塞の上に『総司令部』を設置することができるので、シーランド公国ごっこを楽しむプレーヤーが後を絶たない。
『高射砲塔』(中、大)
対空防衛施設の一つ。第三帝国を愛してやまないプレーヤーの間で人気。
『陣地』
-高射砲陣地(小、中、大、lvl):安価に防空体制を強化することができるが、1950年代以降になると陳腐化してしまう。
-対空ミサイル陣地(小、中、大、lvl):1940年代から建設が可能。ただ、1940年代の対空ミサイル陣地に敵機撃墜を期待するのは難しい。
-対戦車陣地(短、中、大、円、lvl):1930年代から建設が可能。塹壕と対戦車砲、1960年代からは対戦車ミサイルで敵戦車の侵攻を食い止める。
小説上の設定です。悪しからず。