はぐるま~葉介サイド~
yosuke-葉介)ねー、いつから付き合ってんの?
yumi-優海)えーと、3日前、かな?
yosuke-葉介)へぇ、結構短いねw
どうしても好きなところは突き崩せなかったので、今の状態を聞き出すことにした。
yumi-優海)それゎ言わないで笑
yosuke-葉介)そーかーw
yumi-優海)てゅかさ、
yosuke-葉介)うん
yumi-優海)ゆ-みばっか喋ってるじゃん、
yosuke-葉介)そーだね・・・?
yumi-優海)だからさ、
yosuke-葉介)ん?
yumi-優海)葉介くんの好きな人、教えて?
これはくるとは思っていた。
選択肢はふたつある。
まず、安全策。正直に話すか、いない、などでごまかす。これが1番理想的だが、しかし面白くない。
そして、もうひとつがあるのだが・・・。
yosuke-葉介)いーよ。たぶん教えてやる
yumi-優海)やった!
yumi-優海)絶対ね!
yosuke-葉介)その代わり、
yumi-優海)ん?
yosuke-葉介)ひとつ、なんでも言うことを聞いてくれん?
yumi-優海)んー、
yumi-優海)いーよ!笑
よし。
準備は整った。
よほどの勇気が無ければできない事だが、俺はやってやる事にした。今からする行為が、どれほどの期間、どれだけの影響を与えるかは全く想像つかないが、大変なことになることは確かだろう。
それでも、俺はやってしまうだろうな。なにせ、途中まで既にタイピングを終えているのだから。あとは、少し書き足して送信ボタンを押すだけだ。
そして、そのボタンを押す刹那。
本当に、愛しい人が過った。
昔、愛しいと感じていた人が過った。
今は既に寝てしまっているであろう少年が過った。
今まさに悪魔のメールを受け取ろうとしている少女が過った。
はっとした。
自分は何をしているんだ、と全力で責めた。
しかし、その時にはそれをすべきでは無かった。
ただ、ボタンを押そうとしている右手の親指に少し自制をかけるべきであった。
しかし、午前3時という時間は、それをゆるさなかった。
yosuke-葉介)俺の好きな人はねぇ〜。
yumi-優海)うん、
さらに、数々の顔が、人が、想いが俺の頭を駆け抜けた。
それでも、自制を聞かせることは、出来なかった。
最後に桜の顔が過ったのを感じつつ、俺は遂に運命の歯車を大きく動かしてしまった。
yosuke-葉介)お前だよ、優海。
yumi-優海)へ???
yosuke-葉介)だから、告白!!
yumi-優海)へぇぇぇ?!
この場面は本当なら、顔を赤くしてうずくまるところだろう。
しかし、俺は地に伏していた。
何故かは分からないが、次から次へと涙が溢れ出てくる。
そして、同時に俺は悟ってしまった。その直後の彼女の発言を聞いて。
彼女が俊介と付き合っていた理由を。
その事実は、俺の胸へと深々と突き刺さり、罪悪感、自己嫌悪、そして、うぬぼれ、それらに一瞬で心を蝕まれていった。
yumi-優海)えー、どーしよーかなー。
その瞬間、歯車は音を立て、軋みつつも間違った回転を始めた。
ベタベタですいません。
あと数話かいたら、別の場面に吹き飛びます。
一応、見る人いないけど予告w




