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霧の島の悲劇  作者: 大魔王 スライム
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狂劇、開幕

この物語はフィクションです、実際の人物や場所は存在しません

尚荒らしに言い返す人も荒らしになってしまいます

お気持ちだけいただきますので運営にご報告してください

あと初めての作品ですのである程度の誤字、脱字は

暖かく見守っていただけたらうれしいです

序章 運命の歯車

2012年12月13日午前6時

話の始まりは一人の小説家の男性から始まる。

その男性は立花五十鈴という名前だ

朝早くに起きた彼はキーボードに顔を埋めていた

どうやら徹夜したようだ、眠ぼけていたが窓から差す光で朝だと分かった

「…徹夜はだるいな……」眠そうな顔をキーボードから上げながら

呟いた、彼の書いている小説は殆どがホラーミステリーだがハッピーエンドが多いため

バッドエンドなどが好きな読者からはブーイングが来ていたが

固定ファンが居るため印税で生活することができた。

そんな彼はこの後待ち受ける運命なんて考えてもいなかった。


第一章 狂劇、開幕

彼は原稿を送った後散歩をしていた、特にやることが無いからだ。

いつもは家の川辺りをぐるっと一周して戻るが今日は気分で港のほうに行くことにした。

小説の予定はここ2、3日は休ませてもらうといっていたので予定が空いていた。

そこら辺をぶらぶらと歩き港まで来た、するとさびれた「隣町」と書いてある船がある

帰りはタクシーででもいいかと船に乗り込んだ、すると船員が来て代金を取りにきた。

船に入ると甲板に3人立っているのが目に入った

すると一人の男性が近ずいて来て

「君もこの船に乗ったのかい?」

と聞いて来た、髭が生えていたがしゃきっと背筋が綺麗な所から

大体34~38才ぐらいだと分かった、綺麗な顔つきをしているので第一印象は中々良い方だ

「あ、はい、そうです立花五十鈴と言います短い間ですがよろしくお願いします」

そういうと男性は少し驚いた顔をしたがそれは一瞬だけで

直ぐに顔をさっきの笑顔に戻した

「五十鈴?あの小説家の?」

五十鈴の小説はベストセラー作家から見ると塵に等しいので聞かれて驚いた

「え、あ、はい読まれて頂かれているんですか?」

そうなのか、という顔をして男性は喋った

「読まれているも何も何時も楽しみに読んでいます」

と彼はいつもの笑顔よりもっとにっこりとして言った

「そ、それはありがたいです」

立花は少し吃驚しながら答えた

「おっと、失礼、自己紹介が遅れました記者の堂陣輝と言います」

と握手を求めるように手を前に出しながら言った

その手に握手をすると

「今後もお願いしますよ、五十鈴さん」

と言って来た、とても嬉しかった、握手をし終わり他の人と話そうとしたら

船が少し揺れた、どうやら動き始めたようだ。

とりあえず塀にもたれ掛かっている女性に話しかけてみた

「あのー、始めまして五十鈴と申しますが…」

と話しかけてみると女性は振り返った。

髪は短く健康的で顔付きも良く、健康な女性の代表のようだ

「あ、始めまして五十鈴さん私は鴉木真理子と言いますよろしくお願いします」

真理子さんは笑いながら答えてくれた

「隣町に何か用が?」

真理子さんが首を傾けて聞いて来た。

「え…あー…ええ少しね友達に貸したお金を返してもらいに行くんです」

もちろん嘘だ用なんて一つも無い、ただ用は特に無いというのが

恥ずかしかっただけだったが真理子さんは信じてくれた様に見えた

「そうなんですか、まぁ短い間ですがよろしくお願いします」

立花は次の人に会うことにした、壁に持たれかかって小説を読んでいる髪の長い女性だ

「…あのーすいません、始めまして五十鈴と申しますが…」

女性は呼んでいる本を閉じこちらに顔を向けた、健康とは言えないが

青白くも無い様な顔色だ、顔付きは良く美人と言える

「…何か用ですか?」

冷たく無表情に言われた、もちろん挨拶に来ただけだ

「あ、いえ…挨拶に来ただけなんですが…」

女性は深くため息を付いてそれだけ?という顔をしながら

「私は氷柱、零項氷柱です」

と言ってまた小説を読み始めてしまった

暫く何も無かったがまだつかない、遅い、歩いていった

方が早いかと思うほどだ、それにいつの間にか霧が出てほとんど前が見えない

そして最後に思ったのは隣町がこんなに遠かったか?だ

1~2kmあるか無いか程度の距離のはずだ、しかし、まだつかない、

と言う事は船が遅いとしか考えられない

そしてそれは他の3人も同じだったらしく4人で苦情を言いに行くことにした。

船の中はやはりさ錆付いて整備なんてしてないかのようだった

甲板から中に入って右に入ると丁度船長室と辛うじて読める看板が

掛けてあった、一同は船長室に入った。

床は木製でギシギシと軋み壁には色々な物が掛けられていた

真ん中の椅子の上に帽子が出ていた

まず立花が喋ってみることにした

「あのー…もうちょっと早く出来ませんか?」

返事どころか微塵も動かない

すると堂陣が前へ進んで船長に自分が見えるようにしながら

喋りだした

「聞こえているんですか?もうちょっと早―――!?」

驚きながら後ずさりした堂陣には何時もの笑顔が消えていた

「どうかしましたか堂陣さん何に驚いて―――!?」

それに続いた鴉木は後ずさりして健康的な顔は消え

青白くガタガタと震えている

「皆さんどうし―――っ!」

其処にあったのはまさに船長の抜け殻、骸骨だけだった

頭骸骨がすっぽりと消えていて前方には滲んでいる黒い染みが

血だ、と言う事は見た人全員分かった様だった

そして船長の帽子にも黒い染みが付き椅子に掛かっているだけだった、

これで全員船長は殺された事が

分かった、それなら誰が船を動かした?

それは腰が抜けても可笑しくないほどには

十分狂気の沙汰だと言う事が全員分かったのだった。

この小説は始めての小説ですので実力が

足りず変なところもあったかも知れませんが

良ければこれからも投稿しますので

温かい目で見守ってください

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