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ゆらゆらゆれる

 目を閉じただけ。

 普段から聞きなれているのに、なんでだろう。

 まるで違うなにかみたいに、君の声はゆらゆらゆれる。

 なんでだろう。なんでだろう。

 僕は君のことを、他の誰よりも知っているつもりなのに。

 自信がなくて、逃げてばっかりで。

 明日に背を向け、もう戻れない昨日を追いかけているみたいだ。

 まっすぐ響くように、君が導いてくれているから、君を忘れずにいれてる。

 そのくらい臆病な僕だから、君を見てるとゆらゆらゆれる。

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