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愚かさ
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我ながら陳腐だ
メロドラマよりも典型的で白々しい
君は昨夜どんな気持ちで過ごしたのだろう
私が君以外を探しているのを見て何を思ったのだろう
下卑た想像をした私はもはや救いようがない
唯一がどうとか、恋人がどうとか、素性がどうとか
この際なんでもよかった
失恋した今でさえ私は何も変わらない
明白だ、これが答えだ、私は悪い人だ
君は、私には勿体無い、関わらない方がいい人だった
だから軽率な事をしたのか
なんだか予感めいたものはあったんだ
こうなるって、心のどこかで分かっていたんだ
だからイイヒトとワルイヒトなんてタイトルを
中身も考えないまま書き置いて
真っ先に現実逃避できる様にしてあったんだ
傷つけた事実は変わらないのに何を逃げてるんだろう
私はいつも口だけで、嘘つきで、無能だ
君を失った私なんかただの死にたがりだ
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