表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
86/166

呪われた部分的ゾンビ

太陽が死ぬ日

それは言葉であったり

記憶であったり

ふと日常に現れる気配だったり

人生の凡ゆる場面に刻み込まれていたりする

命は呪われている

生は呪われている

呪いは運命に似ている

トラウマは因果な物理的損傷

経験に基づく適応であり

生存戦略であり

時に救いとなり

時に致命的な欠陥となる

「死」に夢を抱いてから呪いは顕著になった

欠けている

どうしようもなく欠けている

呪いに食い殺された部分がもぬけの殻だ

空っぽだ

枯れ葉がカラカラと路面を滑るように

この虚をどうにかしようと掻破する

呪いが虚をねぐらにしている

まるでハリガネムシに操られるカマキリだ

筋書き通りのモノローグをさせられて

追い詰められた犯人みたいに

最後は社会に罪を問われ「死」に夢を抱く

水平偏光に誘われてポシャる

レールを外れて、呪われた舵輪にしがみついて

荒れ狂う海を一人遭難する

救難信号はないし、見渡す限り途方もない

塩辛いものばかりで喉が渇く

枯れ葉がアスファルトを掻き毟るように

折れたマストと虚に八つ当たりする

生きていく限り人は腐っていく

死んで、動いて、死んで、生きて

命は常に最期に向けて秒を読む

人は皆そこはかとなくゾンビだ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ