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雑音
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蝉騒 戦争 蝉騒 戦争
小鳥の悲鳴 赤子の泣き声
バンシーの叫び 猫の鳴き声
ごちゃまぜになって反響する
呼応する様に幻も喚き出す
何でも暴力になり得る時代で
きっと詩はセンシティブで
文学的ではないのだろう
平和的ではないのだろう
火がつけば当然燃える
燃えるからにはいつかは尽きる
灯滅せんとして光り増す
影だけが焼きついて今がある
枯渇状態で暗い夜道を歩む
だからライターで炙っても
もう一度は無理なんだ
捨てなきゃかな、作り替えなきゃ
この幻を燃やすくらいはしなきゃ
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