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粗末

泥を詰めたバケツをひっくり返した気分だ

分かっていてしてしまったから

即答しないその沈黙が物語る

いつか壊してしまわない様にと

敢えて言わなかった言葉

閉じ込めた価値観を端から解いた

そうすると大概正解ばかりで

やっぱりそれは壊してしまうものだったんだ

それはやがて壊れてしまうものだったんだ

だけど大切に扱うか否か

時間がそれを代弁するから

やっぱり泥を詰めたバケツだ

ひっくり返して回る僕は

やっぱり泥を詰めたバケツだ

二度とは取り戻せないものを

分かっていながら壊すんだ

時間よ止まれと息を詰めた

もうここで突然死したかった

勝手に全て終わらせたかった

何も手に入れず消えたかった

君に会わなければよかったと

思えてしまうくらい苦しい

もう一人になんて戻れなくなる

だけど拒絶されたら死んじゃう

馬鹿な僕はまたバケツをひっくり返す

答え合わせに殺されそうだ


どうしてこんなに泥まみれで

ぶち壊して回って泣いている

自傷行為と自称しようともしない

この破壊活動は自暴自棄か


君の声が聞きたい

君の肌に触れたい

君の瞳を覗きたい

君の耳を傾けたい

君の匂いを纏いたい


泥を詰めたバケツが汚していく

何もかもを台無しにしていく

もうどこへ向かえば届くか分からない

絶対なんて言葉は信じない

いつまでも泥だらけになって

叫びながらバケツをひっくり返してる

もうを飲み込みすぎて破裂しそうだ

針が見えて 突き刺すのは僕で

やっぱりバケツをひっくり返す気なんだ

僕は僕のことを本気で殺す気なんだ

「僕」は幼さだから

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