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prescription
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人生に特効薬はない
どれだけ考えても答えなどでないし
不老不死もまやかしだ
なぜなら私は人間だから
宇宙を創造するとか、生命を超越するとか
そんなことはできなくて
一個人としての人生分のエネルギー以外
持ち合わせていないのだ
なら、寿命を削るというのは的を得た表現だと思う
死に物狂いで、これからの寿命を捧げるつもりで
そういったエネルギーの取り出し方をするしか
本気になる方法はないらしい
不老不死も、宇宙の創造も、生命の超越も望んでいない
未来も過去も、これ以上はいらないとさえ思う
ならば死に物狂いでをやればいいんだ
これは私の人生、私の命、そして私の時間
誰かのために安全策をとるのは思いやりだが
この場面においては弱さだ
やり直そう、もう一度命をかけてみよう
今度は緻密に計算して
死なないように死に物狂いでやろう
だってもう、目的は復讐でも死でもないのだから
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