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透明な破片を握りしめて滴る血液
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いつかの超克刀は
揺るぎない愛でも絆でもプライドでもなかった
醜い自分を殺すために
弱い心を吊し上げる様に
僅かに残る過去の幼さを刺し殺すために
黒羊が生き残るために己への突き刺した鋭い刃
これは純然たる殺意だ
私の中身は、この空洞の正体は、いつかの超克刀は
己への純然たる殺意だった
これが私の核心だ
これが私の動脈に突きつけられた覚悟だ
言葉を形にするのだ
「殺せ」「殺せ」「殺せ」「殺せ」
この微睡を殺せ、この偽物の体を殺せ
心の中で燻る弱さを殺し切るのだ
我々は軍人だ、我々は兵士だ、我々は殺戮者だ
我々は殺し屋だ、我々は挑戦者だ、我々は復讐者だ
この人生を後悔しない為に生きる一個人だ
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