躊躇い傷
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何処にも行けないな 何処にも行けないな
確かに何かを掴めそうだったんだ
何かを確かに掴もうとしてたんだ
例えば君とか 夢とか 現実とか
そういった何かを求めて必死になってた
けど常識が音を立てて崩れ落ちる時
見えていた世界がひっくりかえった時
余波に炎は消え 風に流されチリになった
向かえば確かにそこに道がある
確かに向かえばそこに道はある
言い訳を探している 逃げ道を探している
覚悟が決まらないのはきっと
あの頃の様に確信がなくて
大切なものが根底から覆った衝撃を
未だ呆然と反芻しているからだ
家族とは一体何なのだろう
愛とは恋とは、一体何で出来ているのだろうか
ここで見えている景色に幾つ間違いがあるのか
幾つ真実が紛れていて、幾つが妄想なのか
言葉の奥に潜むのは偏見か欲望か
君は私の何を見ているのか
何に恋をしたのか、何に失望するのか
死んでしまいたい
壊れそうだ
いつものことだ
そう いつものことだ
これが私の日常だ
躊躇い傷ばかり増える
何もしなかった過去が降り積もる
凍えながら怠惰の氷を掴む
剥がれた手のひらの皮が一層私を鈍らせる
どうしたらいいのかな
どうしたらここから出られる
どうしたら、




