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F=mgの束縛
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何故にこんなにも焦っているか分かった
何故にこんなにも必死に生き急いだか理解した
「死にたくないから」
「生きるのが怖いから」
肌に触れ、体に忍び込む死を知ってしまったから
命という炎の揺らめきを見たから
許された時の短さに傷ついたから
人生はまるで流れ星
無責任に願うばかりの他人と言の葉
物理法則に従って進むだけの塵芥
すり減る感度と纏う感情の火花
この夜に満ちる閃光、刹那
残像と暗転
これは君に奪われた夜の独白
君に救われたブラックホール
何故にそんなにも悟っている風であるのか
何故にあんなにも歪で、それでいて歪でないのか
「死ぬのは怖いから」
「生きることを選んだから」
君は触れ、摩擦して、見えなくなってしまったんだ
廃材になった過去が刺さるから
軌道に沿って散らした火は不可逆だから
世界は巨大なホログラム
浮かび上がった本性が君を空っぽにしたの?
茜さす夜に混じる黄昏月
引かれ合う所以はコラプサー
星々を跨ぐ人工衛星、蝙蝠の群れ
明滅と窒息
私に君の夜を奪えるだろうか
これは君に明かした夜の追憶
夜明けを歌う人々に祝福を
夜を愛する我らにもどうか祝福を




