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半途/免罪符の実現

君と秘密を語り合った夜

あの人と貪り合った夜

貴方とまどろんだ夜

誰かと視線を交わした夜

互いにしか明かせない傷を舐め合い

単純な欲望の擦り合い

寂しがり屋の慰め合い

似たもの同士の触れ合い

夜に夜と夜を重ねて夜になった

時間が交差した刹那

やっと見えた

空漠たる彼の地が


ー免罪符の実現

空っぽな宝石箱よりも

ビニール袋に入った現金がいい

例えその宝箱にダイヤモンドがついていても

木箱に入ったレトロコインの方がいい

私が欲しいのは飾りじゃなくて

中身があってお腹に溜まるもの

空っぽな中身を埋めてくれる色々

ずっとただ許されたいだけなんだ

ずっと誰かに、何かに、

是を証明されたかっただけなんだ

だから頑張り続けなければと思うのだ

免罪符を得るために

たとえそれが自己満足なのだとしても

それ故に、ふと虚しくなって足を止めるのだとしても

そこを通ることしか出来ないから

腕を羽根に見立てて、羽ばたく真似をして

崖から飛び降りる様なことをし続ける

自由落下運動と軌道計算に委ねる流星だ

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