表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
56/168

I’m lost

いつのまにか歩みを止めていた

どうしたってどうにもならないと

考えては諦める様になっていた

やがて満足に歌うことも出来なくて

考える脳も気化して

そうやって誰かのせいにしようと

自分が悪くない理由を探そうとしている


悲しいだけでは何も始まらない

乾いた涙が張り付いても

そこに意味なんて見出せなくて

叱られる事も無くなって

口だけが上手くなっていって

そうやって自分が自分を嫌いになるのを

また苦しいと言う口実に変換している


面倒くさい事が増えるたびに

面倒臭いからと諦めるたびに

腐っていく自分が憎らしくて

そのくせ何もせずに寝そべって

一体この命に何の価値があるのかと

そんなことばかり考えて

時間を無駄に過ごしている

汚い事を沢山知って

瞳を汚して 美しい物が見えなくなって

きっとここで変わらなければ後悔すると

そう思っているのに

何度も自分に、人生に、社会に失望した

その記憶が足を縫い止めている

きっとくだらない事 誰にも分からない事

だから全てがサボりになるんだ

サボっているんだ


怖い 明日が怖い

何も積み上げてないこの日々が

いつか私の首を絞めるのが

いつか果てしない絶望を齎すのが

心底恐ろしくて 途方も無くて

何処にもいけなくて 恐い

ただの私は認められないから

ただの私には価値がないから

何処へも行けないこの時が恐ろしくて

なのに何処へも行こうとしない自分が痛くて

嫌いで 逃げたくなくて 歩みたくて 分からない


見えないものを信じることは難しい

聞こえないのなら尚更分からなくて

そこにあるのだと示されても

それが何かを理解できない私には過ぎたこと

いつか失望した頃の様に裏切って

涙が出るのは傲慢だからと恐怖と焦燥と嫌悪が募る

漂う私が散り散りになっていく

霧煙の様に掴めなくなっていく

届かない物に手を伸ばす事は身の程知らずだと

そう囁く誰かに引き止められる

届かない所へ行かねばならぬと突き進む体を

愛を囁く何かに引き止められる

自分の大切なものを下らないと切り離し

誰かの大切なものを重要だと抱え込んで

全く馬鹿らしいと思いつつ留まる

停滞と衰退は同意義であるのに

時間に引き摺られながら、置いていかれる

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ