I’m lost
ー
ー
いつのまにか歩みを止めていた
どうしたってどうにもならないと
考えては諦める様になっていた
やがて満足に歌うことも出来なくて
考える脳も気化して
そうやって誰かのせいにしようと
自分が悪くない理由を探そうとしている
悲しいだけでは何も始まらない
乾いた涙が張り付いても
そこに意味なんて見出せなくて
叱られる事も無くなって
口だけが上手くなっていって
そうやって自分が自分を嫌いになるのを
また苦しいと言う口実に変換している
面倒くさい事が増えるたびに
面倒臭いからと諦めるたびに
腐っていく自分が憎らしくて
そのくせ何もせずに寝そべって
一体この命に何の価値があるのかと
そんなことばかり考えて
時間を無駄に過ごしている
汚い事を沢山知って
瞳を汚して 美しい物が見えなくなって
きっとここで変わらなければ後悔すると
そう思っているのに
何度も自分に、人生に、社会に失望した
その記憶が足を縫い止めている
きっとくだらない事 誰にも分からない事
だから全てがサボりになるんだ
サボっているんだ
怖い 明日が怖い
何も積み上げてないこの日々が
いつか私の首を絞めるのが
いつか果てしない絶望を齎すのが
心底恐ろしくて 途方も無くて
何処にもいけなくて 恐い
ただの私は認められないから
ただの私には価値がないから
何処へも行けないこの時が恐ろしくて
なのに何処へも行こうとしない自分が痛くて
嫌いで 逃げたくなくて 歩みたくて 分からない
見えないものを信じることは難しい
聞こえないのなら尚更分からなくて
そこにあるのだと示されても
それが何かを理解できない私には過ぎたこと
いつか失望した頃の様に裏切って
涙が出るのは傲慢だからと恐怖と焦燥と嫌悪が募る
漂う私が散り散りになっていく
霧煙の様に掴めなくなっていく
届かない物に手を伸ばす事は身の程知らずだと
そう囁く誰かに引き止められる
届かない所へ行かねばならぬと突き進む体を
愛を囁く何かに引き止められる
自分の大切なものを下らないと切り離し
誰かの大切なものを重要だと抱え込んで
全く馬鹿らしいと思いつつ留まる
停滞と衰退は同意義であるのに
時間に引き摺られながら、置いていかれる
ー
ー




