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ゴミ屋敷
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どうして殺したいのか
憎いから
都合よく接するから
私がそれを了承すると知っていて付け込むから
悪意が嫌いだから
甘えた態度が憎い
逃げているのが妬ましくて羨ましくて憎くなる
汚い憎悪に埋もれる
殺したいはフィクションだ
だったらいいのには願望で、実行する覚悟がないなら
それは愚かな堂々巡り
堂々巡り、そうだろう、全てがそうだった
私のこれまでは堂々巡り
逃げたくて逃げているんだ
自己嫌悪に苛まれるのは
それから目を逸らしているから
甘えているから、カエルの子になりそうだから
私は、私を誇りたくて、認めたくて、生きたくて
死にたくなるまで溜め込んで、負を煮詰めた
この純然たる殺意は発芽せずに腐り落ちる
無い薪を探して、燃えるだけの火種
始まらない物語の発想
没ネタを溜め込んで捨てられない
そういう類の感情群だ




