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人造命

焦がれるだけでは何も叶わない

腫れた目で涙を絞り出しても

時が過ぎていくだけ

救済者の手は紛い物

架空の存在を模倣した他人の思惑

甘えられる先はない

夢を取り返す術はない

失った物は数えきれない

伸ばせる手を伸ばさなかった自分が

悔しくとも変えられない

しかし、そこまでと切り捨てられない

他人は他人だが私は私だ

死ぬまで共に過ごせるのは私だけだ

見離せない切り捨てられない

だから愛さなければならないのか

生きている価値がなくとも

生きているからこそ死んではならないのか

誰かの自己満足を満たす為にか

何だっていい何だってよかった

何だってよかったと言いながら渋る

中途半端な心で揺蕩って

カテーテルに繋ぎ止められた魂が

これは不自然だと騒ぐのだ

生きたくなくて手放したそれが

意志に反して繋ぎ止められた命が

摂理を取り払った事を教えて

異物感の中、釈然としない価値観が

物分かり悪く捏ねている

私はきっとあの日に死んでいたのだ

あそこで死んでいたものを繋ぎ止めた

これが私の責任なのかもしれない

金と他人の時間と技術と義理を返すための

そのための命なのかもしれない

なんて事を言ったら悪なのだろうか

この命が不自然で分からなくなる

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