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真実を見つめるには
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半身を分かち、満たされぬ闇を歩むか
半身に触れ、けれど触れられぬ現実に病むか
過ちか、何が為か、何が苦しみか、何が至上か
止まない雨か、病まない雨か、熄まない雨か
何が
祈りも、誓いも、悲鳴も、嗚咽も、声も、願いも
儘ならぬ世に果たして、何の意味があるだろう
儘ならぬ夜に果て、何が恋だ、何が愛だ、何が欲だ
叶わぬと嘆くばかりでは永遠に夢物語だ
敵わぬからと手放せるなら美談だ
泥臭く生きる事も、お綺麗に生きる事も適わない
独りよがりは変わらず、愚かな一面だ
醜い嫉妬と自己嫌悪と絶望が
敵わないと叫んでいるから
何もかもが駄目になっていく
夢は叶わない、過去は変わらない
朝日が胸の奥に痞える
命の種が喉に絡みついて肉を焼く
可能性に汚されていく
青空が臓腑を締め付ける
夏の大輪に毒される
疑似的なあれこれに微睡む




