表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/166

空を飛ぶ

淡くて実体がない

痛みの様に硬質ではなくて

曖昧だからと懐疑的になって手放す

幸せは、純度が高いほど白昼夢に似る

否、白昼夢こそが紛い物か

暖かい痛みは爛れて感覚を麻痺させる

過去は過去でしかないのに、跡が疼いて堪らない

いつも背を向けている

否定の言葉を捨てて己を振り返れば

欠点だらけの思考回路が明白になる

変えたくないのは間違えたくないからだ

間違えたくないのは世界が恐ろしいから

恐れて蹲るから何も掴めず何も得られない

愛は硝子のように鋭利だ

心は幻に怯えて、縋り付くことも頼ることもしない

黒塗りの砂漠でアリジゴクに沈む

掻き分けて進むが何もなくて死んでしまう

思う未来は無垢な闇らしい

不都合を墨汁で塗り潰してきた国民性か

それに準ずる忘却の悪癖の為か

死に方を知ってしまった、辞め方を知ってしまった

静かに心臓が動きを止める瞬間を感じてしまった

私の物語におけるマクガフィンは絶命だ

だから望めない、生き続ける苦しみを

痛みが恒常化してそれが無いと不安になった

死ねない事が悔しくて、強要される生を逆恨みした

中途半端に壊れていく体が疎ましくて

夜に紛れ、部屋の隅に身を潜めた

幸せはいつも眩くて苦しいから

幸福を得るより白昼夢を見ていたい

ノンフィクションより

生々しいフィクションに浸りたい

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ