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ライリーと王女

秘密裏、処刑を命じられ

足を運んだ牢獄で

首切り役人ライリーが

目の当たりにした貴族の遊び

それは禁じられた嗜好品

砂糖に塗れた罪の味

毒杯片手に恍惚と

亡骸片手に朗々と

はらわた巻きつけ狂々と

血の跡に触れてライリーと

抜き身の刃に微笑んだ

女の顔は黒かった

ぽっかりと空いた穴の様な

そんな心の声がする

彼女は俺を知っている

彼女は此処を知っている

処刑人は声をあげ

血溜まりの海に夢を見た

貴方こそがこの闇を

闇たらしめる存在と

彼女は赤を一掬い

口紅代わりに遇らって

つまらない人と嘲って

その黒い顔を赤くした

血を塗りたくった顔面で

風通しの良い俺を見て

ああ我が王女よ此処にいた

俺の心の水底よ

死に損なった最後から

ずっと貴方を探してた

顔も知らない王女さま

触れる事さえできないで

けれどそこに生きている

黒い穴の奥底で深淵を喰らう王女さま

貴方はやはり悲しくて

未だに涙を流すんだ

知っているよ知っている

私が一番知っている

瘡蓋の下で疼いてる

二度と塞げぬ風穴を

汚れた命は濯げぬと

亡国に宿る死者の君

刃を捧げた処刑人

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