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Unevenness
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血の匂いに安堵する
生きている事が心地よいのはこの時だけ
相変わらず胸中では己を罵る言葉が絶えないけど
痛みが私を此処に引き留めてくれる
神経から伝わる信号が肉体と精神の境界線を潰して
それらの隙間が無かったことになる
薬でそれを再現しても気味が悪いだけだった
ユートピアかディストピアを眼前に押し付けられて
意識ごと呑まれるような薄気味悪さ
私は可笑しいのだろうか
変である自覚はあるけれどそういう意味ではない
何かを掛け違えている気がするのだ
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