歪んだ世界
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曲線の美学 直線の力学
女体と男体 母体と落体
化学は魔術 物理は魔法
年齢は魂との距離 夢の収束
大人になるにつれて発想力は低下する
一時記憶の余剰とキャパシティ
しかし測られた可能性は幻だ
感情より直感 理性より論理
魂との距離ができるのは年齢のせいではない
どれだけ放置したかという話
電源も入れられず埃被ったパソコンや
誰も住まない家みたいに
生き物が常に引力に抗っている様に
初速度を持たせなければ劣化は加速する
生まれた時と同じ速さで通り過ぎてしまう
この期に及んで、限界なんて言葉を着て
「ありえない」という他人のレールを歩く人生なんて
私には考えられない
人生は数学じゃない、物理学だ
魔法は日常に紛れている未知だ
解無しに未知を見て旅をするのが命だ
測られた可能性は幻だ
いつ死ぬのか、どう生きるのか、何を選ぶのか
たとえラプラスの悪魔が知っていたとして
そんなもの、今の価値を、等身大を
捉えられない人類に測れるはずがないんだから
曲線の美学 直線の力学
女体と男体 孤独な落体
ファンタジーは人の中から
可能性という未知の中から生まれる
重力場で果てるその瞬間まで
人は己と等価の命を抱えている
命に見合う生き方なんて測れない
だけどこの命に価値を与えたい
歪んだ世界でも生きているならば諦めない
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