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自分が自分でなくなる様な

そんな気がする時がある

花を踏みつけて歩く時

路上で寝そべる他人を無視する時

伸ばされた手の利害を見て切り捨てる時

君に拗ねて見せる時

幼い頃に胸を痛めたあれこれを思い出す

蛙を踏んでしまった事

飛べなくなった蜻蛉が同級生の玩具になっていた事

隣の席で起きていた虐めに何もできなかった事

人前でヒステリーを起こしてしまった事

胸を痛めたって

痛いのは踏み躙られた方だ

胸を痛めたって

痛いのは孤独に息を詰めた方だ

胸を痛めたって

痛いのは見捨てられた方だ

自分が自分でなくなる様な気がするのは

理想と私が乖離しているからだ

勇気がなかったわけじゃない

怖かったわけじゃない

悪い事なのか分からなかった

どうすれば良いか分からなかった

言い訳したって、痛かったのは被害者だ

言い訳したって、傷ついたのは被害者だ

傍観者のもしもの話

現実に落とし込むと妙に不格好だ

だって当事者を見下してるのと同じだ

ああすれば、こうすれば

考える余裕があるのは蚊帳の外だからだ

後遺症を抱えるのはクランケ

厳しい挑戦こそ数に圧倒される

忙殺されはしないが

疲労感が疑心暗鬼を誘発する

私はイジメから目を逸らした

矛先が此方へ向くのが怖かったから

暴力のない家庭で育っていたら

私の主張に価値があると思っていたら

私がもっと堪えられていたら

たらればは、やはり取るに足らない

だからなんだと昔の私が軽蔑している

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