ピクセルアート
ー
ー
幸福と寛容は比例している
許すのは幸福でありたいから
許せないのは妨げとなる他を学習したから
欲しいのなら求めないと
ただ、求めても返ってこないことがある
与えても返ってこないことの方が多い
しかし損得勘定を表に出せば少なからず傷がつく
明確な区切りは排斥の気配を齎す
許すのは幸福でありたいから
白と黒を決めてしまえばオセロになる
社会には勝敗があるが、社会は人生ではない
幸か不幸かは比較による勝敗ではなく主観の感想だ
人生は不可逆のアートだ
白と黒のモノクロじゃなくて
見えなくても色彩があって
聞こえなくても音があって
触れなくても感触があって
嗅げなくても匂いがあって
感じなくても味がある
人生は様々な要素が組むグラデーション
真っ黒を数えるより
その姿を眺めて過ごす方が幸福を見出せる
なのに神経質になって単色を掴みたくなる
幸福と寛容は比例している
不幸と欲は反比例している
区切らなければ滲んでマーブルになる
範囲がなければ青天井でドブ色になる
君との記憶に不純物を混ぜたくない
幸福の価値は身に沁みた
だが幸福のために生きられない
未だに私を証明するものを求めている
それは生殖本能で
求められる答えは「子」なのだろうけど
生命はそう上手く出来ていない不完全な摂理
寛容を駆使しても幸福は不完全で
欲望を追求しても幸福は不完全で
幸福と君はイコールだ
そして、不幸と君には因果関係がある
なら例えゼロに届かないのだとしても
自然数には委ねられない
そう揺らぐのが獣の部分なのだろう
ー
ー




