セーフティ
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きっと私は誰かに叱られたいんだ
ごめんなさいと謝りたいんだ
ちゃんと話がしたいんだ
夜と孤独と寂しさと強がりと嘘と
過去に犇めく言の枯葉を
狂い咲く桜の寂寞を
私が私を許したかった
ただ痛くない世界が欲しかった
根っこの方では幸福になりたかったのだろう
焦っていた
蹴落とされてこれ以上痛い目を見たら
そのまま何処へも行けなくなってしまう
そう思って焦がれていた
社会的免罪符を手に安全圏へ逃れたくて
だけど私はもう地獄から逃れた
刹那的衝動からなる事象の向こう側に君がいた
大気圏を抜けて無重力になったら
ブラックホールも打ち消されて
無数の星が織り込まれた無限の世界に辿り着いて
何かが起きるまでは君と二人きり
内臓を燃やすことを辞めた、復讐心も潰えた
憎しみも愛情もどうでも良くなった
太陽に手が届かなくても、天界へ行けなくても
君がいるなら地獄だってなんだって良いと思った
思ってしまった
もう裸の翼で血を撒きながら舞うことは出来ない
日々、幾億の境界が破られ透明が砕け続けるが
硝子の雨が降ったって君がいる
きっと傘なんて差さないで一緒に刺されてくれる
一緒に笑ってくれる
そう思ったらもう足の裏で歩んでしまう
君は禁断の果実に興味は無いし、神様なんて信じない
堕天使だって信じていなくて
だから天使なんて本当はいないって知ってる
黒い羊とか異端だとかも気にしないし
私は人間だと言ってくれる
そんなのもう
安全装置を代償にしたって切り離せるわけ無い
ここからどうするかが岐路だ
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