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Marginal humanity
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煮詰めた悪感情を比べたって仕方ないよな
まして孤独の違いなんて考えたって
世界には数多の悲劇があって
だって無垢なものほど残酷だ
口遊むメロディは何人人を殺めただろう
その旋律に乗せられた言葉は何度人に嘯いただろう
コンクリートで地球を縛り付けて
目を逸らしたいものは海に流して
摂理の内で生きる人類は緩やかに自滅する
全く馬鹿らしい
その一部である私も君も業を背負っている
生きている限り自然に逆らい続ける
なら何を正当化し、何を信じて生きれば良い
人類の及びつかない自然を神と呼んでみるか
己の認識を絶対として墓まで違えずにいるか
鼓動する世界の終わりまでどう過ごすか
地縛霊の私は君を生きてみることにした
欠けたもの、止めたいこと、変えたいことを
君のそれに置き換えて生きてみることにした
論理ではなく理性に、憎しみを過去に、視点は今に
まるで綺麗事で、抽象的で、時に重傷を負いかねないが
君だけを見つめる様にしていれば
あとは大体どうにでもなる
取るに足らないことだから




