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第五番
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ウンザリな生活がこれからも続くのか
そう溜め息が出るから何も求められないのか
希望、希望、希望、希望、希望
並べてみても冷めている
どうしてまともに生きられない
どうして普通にしていられない
嘘つきで、愚かで、使えない自分なんて見限りたい
けれど私だけは一生私を見捨てられない
無責任な他人にはなれない
どれだけ痛めつけてもこの体の外には出られない
運命や人生からは逃れられない
愛する人がもしこの世で最も遠い場所に居るなら
人並みという言葉がもし人生の外側にあるなら
もし、という仮定がたらればではない証明の過程なら
私と君のこの先や、私の人生の行く末が
二次元の境界面に記述されたデータに基づいて
この世に投影されたホログラムに過ぎないのであれば
希望、希望、希望、希望、希望
と言葉を並べ連ねては虚無になるこの行為もそうなら
考える事に何の意味があるのだろう
まるで根拠のないロマン主義的な概念が
実は最も原始的な部分に基づく写実主義的なものなら
運命はきっと空想ではなく因果だ
そんな世界で思考を反芻し深みに嵌るなんて
まるで私はピエロだ
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