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野良猫もイエネコ

反芻と深淵との融合が愛なら

この幸福はどの様に扱おう

普通の人生というものに憧れた

けれど普通に生きることは窮屈だ

自由に生きればはみ出しもの

この才能か異常性を厭うた

しかしそれは紛れもなく私で

感情の様に殺せるものではなくて

隠しても気を抜けば他人の目を引く

幸福をどう扱おう

「幼さ」にどう報いよう

反芻と深淵を手放した私に残された力は何か

愛憎を手放してゼロを陣取った野望

抱えた幸福の価値に対する複雑な心境

平穏ほど恐ろしいものはない

無償の愛の様に薄気味悪い

野良猫を拾った罪深い人は無自覚

確信犯なら諦めそうになる

窓ガラスを肉球でペチペチ叩く

懐いてしまった野良猫はどう野生に帰る

熾火を踏みつけて刺激を嫌う

野晒しの世界を少しずつ嫌厭する

学習性嫌悪に基づく回避は天然のフィルターバブル

大人になるにつれて虫が嫌いになるのと同じ

少しずつ馴染まない物事が気持ち悪くなっていく

それが嫌で自傷する

生理的嫌悪と学習性嫌悪を破るためにナイフで裂く

真っ赤な可能性が流れ出して

全身に鳴り響く警告音が私の命を過覚醒させる

永遠に酔っていられない

幸福に微睡んでいられない

また一人ぼっちになったら何も残らない

何も残らない

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