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道程と穴空きタンク
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精一杯じゃ足りない
掴めないなら意味がない
過程なんて慰めにもならない
君に届かない言葉なら何一つ意味がないんだ
詩は、何かを残したくて書き始めた歌の歌詞は
その言葉が価値を帯びない様じゃ何の意味もないんだ
ただの記号の連なりなんだ
祈ったって神はいない、詩を書いたって君に伝わらない
詩の海に潜り込んで必死になって言葉を引き上げたって
君に伝わらないんじゃ何の意味もないんだ
この詩に最初から価値なんて無いけど
それでも失うくらいに
精一杯じゃ足りないんだ
掴めないなら意味がないんだ
唯一だと思った君に届かない人生なんて
何の価値もないんだ、何の意味もないんだ
見出す余地もないんだ
最後の言葉が、どんな結末を意味しても
この、すっからかんになった心を素通りしそうで
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