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愛情はいつか溢れ出す
よろしくお願いします。
蛍の裕一への愛情は異常だった。ひた隠しに、ただ執着するような感じだ。
蛍と裕一の出会いは幼稚園までさかのぼる。
裕一が転んで泣いている蛍にダイヤの飴がついた指輪をあげたことで始まった。
蛍にはきっとそれが王子のように見えた。
指輪が本物の宝石のように見えた。
それから蛍は裕一にべったりくっつきまくった。
裕一は静かで世話焼きなものだから、友達がいない蛍を心配して自分のそばにいることを許していた。
蛍に毎日好き好きと言われるのも悪い気はしなかった。