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心優しいぶん、傷付きやすいハートを持っている。

作者: 七瀬

僕は、幼い頃から傷付きやすい。

目に見えるケガではなく、心が傷付きやすいのです。



最初に、僕が傷付いたのは、、、 『母の言葉でした。』


『雅也ときたら、、、? 私の言う事を聞かないのよ~』

...たったこれだけの事です。


【しかも......!?】


僕が本当に、母の言う事を聞かなかったのに......。

僕の心は、想像以上に傷付いた。


立ち直るまで、、、1週間以上かかりました。

...後から母に聞いた話ですが、母は自分を責めていたと聞きました。


『私が、雅也にあんな事を言わなければ、、、と。』


僕の心が傷付きやすい為になった事なのに.....。

【ごめんね、お母さん。】



僕は、この時から心が傷付きやすいと気づきました。

ちょっとした事で、傷つくようになりました。


僕が大きくなるにつれて、幼稚園、学校と小さな社会の中に入って

社会生活をしなくてはいけない!


僕はちょっとした事でも、一つ一つに傷付いて、その度に学校を休んで、

また行くと言う生活が続きました。


そんな僕だから、、、【イジメ】にあうこともあったのだけど.....。

母だけは、何時も僕の味方をしてくれました。


『大丈夫よ! 雅也! お母さんだけはあなたの味方だからね!』

『うん。』


【母の言葉は僕にとって! 物凄く、心強かった。】



...立ち直るまでに、時間もかかる事もわかりました。

では、傷付くとどうなるのか......?



『部屋から出てこれなくなります。』

『誰とも話したくないと思います。』

『何も聞きたくないと強く思います。』


...1週間ほど経つと? 元に戻ります。



普通の生活をまた始めます。

『僕は普通でしょうか、、、?』


僕は知っています、これは普通ではないことを、、、。

だから、治したかった。


でも、その方法を僕は知りません。

...そんな時でした、母が僕に言ってくれました。


『もっと強くなって! 雅也は、、、本当は、強い子なのよ~!

私の子ですもの、絶対に強くなれるはず! どんなに嫌な事があっても

頑張って! 負けないで!!』

『ううん、わかったよ! お母さん。』



僕は、母の元から離れて、一人でやっていこうと決めました!

母にその事を言うと、、、?


『頑張りなさい!』


そう言ってくれました。


...僕が自分で頑張りたいと言った事が嬉しいのと母の傍から僕が離れると

言う寂しさが混ざってるような、そんな母の表情を感じました。


僕も母と離れ離れになるのは寂しいです。

だって、、、母一人、子一人で育ってきたから...。


母を一人にしていいのか? 僕もよく考えました。

でも、母は僕に強い心を持ってほしいと言います。


僕もそうなりたいのです。



そして今日、僕は母の元から離れて行きます。


『ごめんね、お母さん。一人にさせてしまうけど......。』

『いいのよ~雅也の気持ちはわかってるから! あなたは本当に優しい子!

また、何時でも会えるのよ~気にしなくていいんだからね!』

『ううん』



僕も母も寂しいけど...? 何時かこう言う日が来るのはお互いにわかって

いたのかもしれません。


いつだって! 母は僕の味方でした。

最初に、僕が傷付いた時も.......。


母は自分を責めていました。

『僕が悪かったのに...。』



僕はハートを鍛えて、強い男になって母の元に何時か、、、?

素敵な女性を連れて帰りたいと思います。


【一緒に暮らしたい!】


『母を楽にさせてあげたい!』


それは、、、僕が心から願っていることです。




最後までお読みいただきありがとうございます。

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