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美人が美心になる瞬間に  作者: ☆いちごミルク☆
3/3

微笑むエンジェル

「お願いします。」と一礼して、いつもの様に服を脱ごうとした。

その時、「ちょ、ちょっと待って!!」

彼は私の手首を掴み慌てて止める。

「どうかしましたか?」と聞くと彼は私に抱きついてきた。

「違うんだ。違うんだよ?僕は違う。」

耳元で感情的にそして、柔らかい声で彼は囁く。

「慣れちゃってるんだよね?きっと…。ごめんなさい。」

心の底から謝っている。すごくよく伝わる。

「なんであなたが謝るの?あなたは何もしていないじゃない。そうでしょう?」

「そう…じゃない。ここは僕のお父さんが建てたんだよ。だから責任は僕にもあるんだ。ごめん…。」

「そう…なんですね。総理がご自身で…。」

彼は「ごめんね。」と言い私を放した。


「お話しようか?」

「はい。」

「僕の名前は東宝勉(とうほうつとむ)です。君は?」

「私は、あかり。村上あかり(むらかみあかり)。」

「じゃあこれからよろしくね」

そういって手を差し出してきた。

「これ…から?」

と聞き、私はその手を握った。

「そう、これから」

彼は強く握り返した。


そして柔らかく微笑んだ。



私はこの微笑みに弱い。目が離せなくなってしまうから。

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