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美人が美心になる瞬間に  作者: ☆いちごミルク☆
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ハジマリワココカラ



今はあまり覚えていない。ただ一つ覚えているのは綺麗に整っているあの美しい顔だけ。



今、私は17歳。普通は高校生だと思うだろう。だがしかし、私は高校生ではない。社会人だ。4歳で施設に入れられ7歳から働いている。そう、この施設には秘密がある。それは夜になると「風俗」になるということ。上辺では見た目がお城のようなつくりで部屋数も多く立派な施設。だがその実態は法律に反する風俗店。6歳から29歳までが働いている。施設の子供たちだけではなく、施設の従業員さんまでも夜になれば風俗嬢になってしまう。もちろん施設に子供を預ける親達はこの事を知らない。だから年々子供の人数が増えていくのだ。わたしが初めて風俗として働いたのは7歳だが、「話すだけでいい」「顔を見るだけでいい」という客もいるため、実際は6歳から。この施設に入るのには条件がある。1つ目は「性別」女性でないと入れない。2つ目は「1度はいると2度と出れない」普通の施設では、引き取ってくれる人が見つかれば引き取ってもらう。が、この施設は違う。1度入ったら最後、「死ぬまで」出ることは出来ない。年をとっても裏方で働かなければいけない。またこの施設には噂がある。それは一定の料金を稼がなければ、殺処分されるということ。幸い私は顔とスタイルだけはいいので人気ナンバーワンをここ数年保っている。そして、今日は「特別なお客さん」が来る日だ。ここの施設に噂があっても訴えられないのは「上の人」も絡んでいるからだ。今日来るお客さんも総理大臣の息子。かなりのロリコンで前回は12歳の子を指名した。だが、その日私の顔を見て一目惚れしたという。そのため今日は私を指名してきた。怖くなんてない。今までずっとほとんど毎日営業をしてきたから。私には感情がないから。



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