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竜は竜でもこれ龍の方だよね?

投稿が遅れてしまい申し訳ありません。

今週からは平常通りの投稿をする予定です。

俺らはロンスカ街についた後、まず情報を手に入れる為にこの街の冒険者ギルドへと向かった。

ロンスカ街の冒険者ギルドは俺がいた王都のギルドよりは小さいが、中は賑やかでギルド内の酒場では冒険者達が祝勝会をしたりと騒いでいた。


王都にも酒場はあったけど行ったことないな。

俺は楽しそうに飲んでる人達を眺めた後、受付へと行って今回の依頼情報を受け取りに行った。


「すみません。王都から竜討伐の依頼できました当麻と言います。ココ最近の討伐対象の竜に関して情報が欲しいんですが」

「少々お待ち下さい今上の者に確認をとりますのでギルドカードをお貸しできますか?」


俺はポケットからとる振りをしてアイテムボックスから俺のギルドカードを受付の人に渡した。


大体5分位で戻ってきた受付の人から今回の依頼の資料を渡され、俺はそれを近くのテーブルに座りソフィに質問しながら資料を見ていった。

資料に書かれてる情報によると最初に竜の姿を確認したのは2ヶ月前でそれから森で見たと言う報告が数件あった。


調査依頼が出されたのはそれから二週間後で最初に調査に向かったロンスカ街の冒険者4名が死体として一週間前に別の冒険者達が見つけたらしい。

またその時、冒険者の死体は黒焦げになっており周りの木々も焼かれた後があった。


それで竜が本当かどうかの調査依頼の結界から竜の可能性が大と予測し、討伐依頼へと変更されたと…


「これは竜で確定かな?」

「まだこれだけの情報だと何とも言えませんね。でも今のトウマさんの実力なら上位種でも無い限り勝てるはずです」

「上位種じゃ無かったらか…何かフラグ立ちそうだなその発言」

「そうですか?でも実際に上位種だとしても私もいますから逃げるくらいならできますよ?」



俺はそれでも絶対に安全だとは肯けなかった。

別に自分の実力を下に見ているわけでもソフィを信じていないわけでも無いんだが、どうしても俺の感が危険と知らせて来るんだよな。


その後今日泊まる宿をギルドから紹介してもらい、そこで一日過ごしてから森へと行くことに決めた。


ギルドから出て宿へと部屋を借りた後俺らは昼食を食べるため飲食店を探して良さそうな雰囲気のある所で軽く食事をした。

夕食もそんな感じで食べ、俺らは今日を終えた。


夜中に息苦しいさを感じ目覚めたら何故か俺のベットでソフィが抱きついて眠っていた。

俺はそれを振りほどさずそのままにし、こちらからも軽く抱きおせて眠った。




早朝早くから起きた俺はまだ隣でぐっすりと眠っているソフィを起こさないようにベットから抜け出し、俺はコチラに来てからは毎日欠かさずやっている剣術の鍛練を始めた。


やっている事は昔から変わらず家の流派の型を練習をして、そこから自分なりのやりやすい様に修正しながらより滑らかに動ける様に少しずつ変えていった。




これは他の道場では分からないが家では昔からあったやり方だ。

剣術の基礎だけは変えず、そこからどう自分なりの個性を出すかは自由だった。

それは剣術の教えを受ける生徒が男性意外にも女性だったりする場合がある為、男性は男性らしい動きを女性は女性らしい動きをということで始まったらしい。



そのため、俺の剣術も父さんや爺ちゃんの剣術も技は一緒だがその動作からそれで与えられる結界も違う。

爺ちゃんや父さんが剛の剣術とするならば俺は軟の剣術だった。


これ以上剣術の話をしていると時間も足りなくなるし、後の話は俺に弟子でもできたらまた話そうと思う。


俺は一通り型の確認も終わり軽く水魔法で身体を洗った後ソフィが起きる頃合いだろうと思い部屋へと戻った。



宿の1階で朝食を食べた後俺達は持ち物の確認を済ませ、森へと向かった。

それから森の中を進むこと一時間程俺達は魔物に出くわすことも無く奇妙な足跡を見つけた。



「これってもしかして竜の物か?」

「おそらくそうだと思います。残念ながら私では足跡からどんな種類の竜かは分からないので対策とかはできませんが」

「それなら別に構わないさ。やばかったら逃げればいいんだし」


俺は出来るだけ明るく振る舞い先を進もうとソフィに言ったのだが、俺達はどうやらここから先には行けそうに無かったらしい。



足跡を見つけた奥からはこの森に住む魔物達でさえも恐ろしく近づかない何か大きな気配を持った生物を俺はソフィよりもいち早く気づいた。ソフィも直ぐに気付き俺達は戦闘態勢へと入りコチラに向かって来る気配へと意識を集中させた。



鼓膜が破れそうな程の咆哮と共にそいつは現れた。

赤い肌にギラギラと光っている黄金の瞳。

呼吸をする度に口から漏れてくる炎とその巨体を浮かせてる大きな翼。


コイツが竜なのか?


俺は自然と疑問に思った。

どうしても目の前の竜からは俺のイメージとはかけ離れているのだ。

どちらかというとこれは龍の方の気がする。


俺は答えを聞こうと隣のソフィへと顔を向けたのだがその答えはアウトだった。


「トウマさん……あれ龍ですよ」


はい女神様から確定来ました!





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