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初依頼はドラゴン討伐にしてみました

食事をした後ミリアと別れ、俺達はミリア紹介の精霊の風亭と言う宿に泊まった。

金に関しては、俺の財布に入っていた日本円をこの世界に来た時にこの世界の通貨をソフィに替えてもらった。



1円がこの世界での1リルらしく、通貨には銅貨・大銅貨・銀貨・大銀貨・金貨・大金貨・白金貸があって、左側から1リル・10リル・100リル・1千リル・5千リル・1万リル・10万リルと額付いてる。



そんで今の俺の手持ちは2万リル入っていて食事と1ヶ月間の二人部屋の宿代を抜いて7千リルになった。

宿代が案外安かったのが俺の中ではほっとした気持ちと驚いた気持ちが混ざり合っていた。



日本だけの話では無いのだが、元々の世界での宿代はかなりの額が掛かるのが普通だったから、驚かないはずが無い。



一ヶ月の日数はソフィの話によると同じ三十日間らしいので、そこからここの宿代を計算すると一日の食事付きで値段が約370リルという激安価格だ。


そんなの元の世界でやったら大赤字で即潰れるのは間違い無いだろ。



次の日朝下の食堂で朝食を食べた後、ソフィと一緒に冒険者ギルドへ向かった。



まだ朝だというのにギルド内には数多くの冒険者がいた。

依頼が貼ってある掲示板で依頼を探してる人や依頼が決まって受付に並んでる人でいっぱで中には獣耳が生えてる人や耳が長い人がいた。



あの人達が亜人か、生で観るとやっぱ気になるよな。

あの耳とかさどうなってんだろう?

頭の上に耳があって俺達と同じ所にも耳が有るんだよな。



俺は列に並んでる間、そんな事ばかりを考えていた。




初めての体験が多過ぎるせいなのか、オーレリア王国に来てから興奮しっぱなしだ。

これでも一応顔には出ないようしているのだがやっぱりそういう所は歳も考えて、みっともない気がするじゃん?



そんな俺の努力も知らないでうちの女神様ときたら…ずっと目をキラキラさせっぱなしでトテモ素敵な顔をしていらっしゃいますよ。



その後俺の番が来たらしく、ミリアに何か良い依頼が来ていないか聞いてみた。


「そうですね。丁度火竜討伐の依頼が来ているんですが受けますか?」


「火竜討伐?」


「はい。ここから四日ぐらい馬車で向かった所にあるロンスカ街があるんですが、その近くの山で火竜が出たと報告があったんですよ。討伐対象のランクとしては確認された火竜がまだ若い成竜なのでCランクから受けれる依頼なんです」

「竜によってランクがあるのか?」


「大体は竜の年齢と種族によって変わりますね。一番低ランクから幼竜・成竜・古竜と分かれています。古竜での対象ランクがAランクからですね」

「やっぱり結構強いんだな」

「流石に相手が竜ですからね。確か過去の記録で最高ランクの依頼で出た竜が、堕竜の古竜でSSランクでした。その時は同ランクの冒険者3名とSランク冒険者8名でどうにか討伐できたらしいです」

「そんなにやばかったのか…」

「堕竜となると竜種の中だと上位種になりますから」

「そんなに分かれてるのか?」


「今のところ分かっているので、火竜・水竜・風竜・土竜・電竜・白竜・黒竜の7種です。そこから上位種として炎竜・氷竜・光竜・堕竜の4種が確認されてますね。後は伝説上の話に入るんですがそこから更に上に龍種がいるそうです。その力がどれ位かは分からないんですが、おそらく上位種を遥かに越えるんじゃないかとは言われてますね」

「そうなのか。色々教えてくれてありがとうなミリア。今度何か奢らせて貰うよ」



俺はそれから依頼を受ける事に決めて、ソフィの元へと戻った。

ソフィも依頼に関して許可を貰え、俺達は依頼の為、支度を始めることにした。


ソフィからオススメの道具屋で何本かの回復薬と調理器具を買い、料理に使う野菜類や肉類を買ってそれらを宝物庫にしまった。



こいうときにこの能力は本当に有難いと思う。

入る容量に制限は無く、中にしまった物は腐ることも温度が変わることも無い。

まさにチートと言ってもおかしくはない能力だ。



まあ、自分の能力に酔っているのもこれくらいにして俺達は馬車と馬を借りて早速ロンスカ街で出発した。


旅路は順調で魔物何かも出てくるがほとんど俺一人で対処できた。

そういえば俺のステータスって今どんな感じなんだろ?

俺は気になり、野宿する場所が決まったらその日の寝る前にでも確認しようと決めた。



また馬車を誰が操作しているのかと意外にも地球の日本生まれのこの一条当麻だったりする。

これでも乗馬等の経験があって、馬車の使い方も借りた先のおじさんに聞いてやってみたら案外できたものだった。


その結果、俺がほとんど馬車の運転を任された。

まあソフィは俺を気遣ってくれているのか、中にいないでずっと俺の横に座り、話し相手になってくれた。




そして夜、とうとう久しぶりのステータスチェックをした。





<<一条 当麻>>


種族:人間

年齢:21歳

職業:勇者・冒険者


レベル:7

HP:620/620

MP:980/980

攻撃力:310

防御力:230

俊敏力:570

魔力:490

魔防:310


<<装備>>

騎士王の剣エクスカリバー

魔法の鞘エクスカリバーの鞘

女神の指輪 『ソフィーナ』


<<固有スキル>>

言語翻訳

言語記入

英雄憑依『騎士王』

神眼『先読み・鑑定』

神の宝物庫

不死『魔法の鞘 装備時』

一条流剣術LvEX


<<スキル>>

剣術:Lv10

体術:Lv10

盾術:Lv10

自動回復:Lv10


<<固有魔法>>

転移魔法 Lv10


<<魔法>>

水魔法 Lv7

雷魔法 Lv5

風魔法 Lv8

光魔法 Lv10

回復魔法 Lv7


<<称号>>

ニート・一条流剣術皆伝・異世界の勇者・騎士王の後継者・女神の夫・冒険者Cランク・世界最速のランカー



何と言うか、ステータス上がったのは良いんだけど、称号も一応良しとする…でも固有スキルのLvEXって何!?

どこまで上げたらそこまで行くんだよ!

俺は自分の使っていた剣術が馬鹿みたいなレベルを付けられていて混乱していた。



これもあれか?



ソフィの馬鹿上司が面白がって付けたのか?

絶対そうだろう!そうに違いない!



俺はその後どうにか冷静を保ち、これを忘れるようと決めて眠りについた。


そして次の日の昼にロンスカ街へと俺達は到着した。

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