バレたけど特に何も無かったのだが…
こちらの作品を投稿再開させました。
受験生ですが、ちょこちょこ息抜きで投稿するので、これからもよろしくお願いします(*_ _)
黒髪が勇者とお姫様だけって、そうだったの!?
俺はまさかの事に戸惑った。
これから自分がどんな扱いをされるのか、全く分からない。
それがここまで恐怖を実感させるのか。
「そんなに警戒しなくても平気よ?私は別にトウマ君が勇者だからと知って、なにか押し付けたり報告をしたりはしないわよ?」
「本当ですか?」
「当たり前じゃない。第一に冒険者ギルドは国等に冒険者の情報を開示する事は禁止になっているの。その人が余程の罪をしたのならば別だけどね。それも証拠がしっかりと揃ってるのが条件だしね」
俺はその言葉に少しだけほっとした。
もしリーネさんが俺が勇者という事で何か企んでいたら、俺は多分足掻いたとしても意味が無かっただろう。
それにこれは俺だけの問題じゃなく、ソフィが女神だという事もバレる可能性が出るかもしれない。
色々と考えていたら、誰かに手を握られた。
「トウマさん、大丈夫です!何があっても私がトウマさんを守りますから!」
「それは俺がソフィにいう言葉何だけど?」
俺はソフィのその宣言に苦笑いをしながらも、さっきまであった恐怖も焦りも消えていた。
何だかんだ俺はソフィに助けられている。
精神的な意味だと確かにソフィには救われてるな。
俺は感謝の気持ちもあってソフィの頭を撫でた。
さらさらとした綺麗な青髪はとても温かく滑らかで何時までもこうしていたい気持ちに駆られた。
「あ、あの、トウマ…さん?そろそろ、止めてくれませんか?私リーネさんがニヤニヤ見られて恥ずかしいのですが」
「いいよいいよ!私に気にせず、十分楽しんで」
俺はリーネさんからの許可も得て、ソフィが怒るまでずっと撫でていた。
それからリーネさんの転移魔法を使用して元の部屋へと戻ってきた。それから簡単なSランクの説明を受けた。
「これから2人にはSランクに昇格するけど、Sランクになった事でのメリットとデメリットを話すわね。どっちから聞きたい?」
「それじゃあメリットを先に」
「メリットしては1ヶ月間に依頼を受けていないとランクの剥奪の罪が免除されるのが一つね」
「依頼1ヶ月に最低1回はしないといけないんですか?」
「そうよ?受付で聞かなかった?」
「えぇ、初めて知りました」
「それはこちらの指導不足ね。ごめんなさい。それで話を戻すけど、他にメリットとして緊急依頼や指名依頼なんかの特殊な依頼も拒否をすることが出来るの」
「依頼の拒否ですか?」
「そう。緊急依頼は冒険者達に強制参加してもらうんだけど、Sランク冒険者にはそれが拒否できるの。まぁ、実際に拒否したSランクの冒険者は殆どいなかったけどね」
「そうなんですか。他にメリットは?」
「後は国よって変わるんだけど、待遇がいい事かしら」
「待遇ですか?」
「えぇ、Sランクは簡単に言えばギルドが認めた最強の戦士よ。そんなのが自身の国いれば何が何でも引き込もうとするのが、貴族よ。強い戦力が有れば、安泰だし相手への脅しにもなるからね。だから待遇も良いし、その国の貴族や王族とも顔を合わす機会が増えるから、コネも出来るわね」
「それがメリットですか」
「まぁ、人によってはそいうのが嫌いな人もいるしね」
「自分はあまり政治とかそいうのには関わりたくないかな」
「大丈夫よ。そいう時の為にギルドが有るんだから。そう簡単にはさせないわよ。それじゃあ、次にデメリットの方ね」
「デメリットはやっぱり行動に制限が付くことかしら」
「制限ですか?」
「そうよ。Sランクって言うのはトウマ君が考えているよりも、面倒な称号なの。さっきも話したけどSランクは言わば、ギルド承認の最強。そんな人が何か問題を起こして見なさい?一大事になる事は分かるでしょ?」
「確かに」
「だからどこかへ行く時は、その場所を随時ギルドに報告しないと行けないの」
「それはその街のギルドで良いんですか?」
「それでも構わないし、私や他のギルドマスターに直接届く特殊な方法でも良いの」
「特殊な方法ですか?」
「ギルドカードがあるでしょ?」
「はい。あります」
「それにわね、Sランクになるとあるスキルが追加されるの。それを使う事で、私達ギルドマスターに通知が届く仕組みになっているの。デメリットとしてはこれくらいかしら」
「ありがとうございました」
「それじゃあ何か困ったら、私に言ってね?さっき言ったやり方で私個人に送ることもできるから」
「その時はお願いします」
リーネさんの話を聞いて俺達はギルドから出た。
これからどうするか。
リーネさんの話だと移動する時は報告するらしいが、今の所予定が無い。
「トウマさん、これからどうします?」
「今それをちょうど考えていたんだけど。ソフィは何処か行きたい場所はあるか?」
「そうですね…あまり王都内を観光してませんし、どうですか?」
「観光明日行こうか」
「はい!」
俺とソフィはSランクになったが、特に変わった事は無かった。
夜、寝る前に自分のステータスを確認したら、一通のメールが来ていた。
「…これはどうすれば良いんだ?」
「触れてみれば良いのでわ?」
俺は恐る恐るステータスのメールのアイコンに触れた。
『パンパカパーン!!!当麻様Sランク昇格おめでとうございます!!!ささやかなプレゼントをお送りさせてもらいました。by神』
『プレゼント』
1,『武器』
2,『スキル』
3,『アイテム』
4,『召喚獣』
5,『???』
前に何処かで見たリストがそこには表示されていた。




