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俺の従兄弟は俺です  作者: 氷瀬 豊
一章 ~一学期~
4/73

朝食ができたから…………

俺が着替え終わって部屋をでると、


「やっと出てきたか」


と女の俺が言ったのとほぼ同時に、下から


「お兄ちゃん、朝ご飯できたよ~」


と恵が言ってきた。


「とりあえず下に降りるか」


「お、おう」


やっぱり違和感ある…………

まぁ、とりあえず朝飯食べるか。


「あれ?……」


「どうしたのお兄ちゃん?…………あっ!」


二人分しかない……


「ごめんお兄ちゃん! いつもと違うんだった!」


「いいよ。俺、腹あんまり減ってないから」


「ごめんね…………」


「仕方ないよ。誰だってミスはするもんだ」


とはいえ、さすがに腹は減った……

我慢するしかないか……はぁ

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