お前が俺!?
『どこ行くんだろう?』
とりあえずついて行った。
知らない人に家をうろつかれては困るからだ。
彼女がむかったのは階段をおりてすぐそこにあるトイレだった。
彼女が入ってから約10秒後、トイレから叫び声が聞こえた。
「!?きゃーーーーーー………」
俺は慌ててドアをノックした。
「……恵か?……ど、どうした?」
俺と恵を間違えて…………?
何で恵を知ってるんだ?
~ちなみに恵とは俺の一つ年下の妹である~
考え込んでいると、ガチャ、トイレのドアが開いた。
「「えっ……………」」
少しの沈黙。
が、その時後ろから、
「ふぁ~どうしたのお兄ちゃん?」
不意に恵が聞いてきた。
「恵か……さっきの悲鳴で起きちまった……」
俺がいい終える前に彼女が突然、
「恵!俺、女になっちまった!」
そう言って割り込んできた。
「「…………はぁ(えっ)!!」」
女に………なっちまった…………だと?
まさか……!
「じゃあ、お前俺か!?」
「えっ?………………わかんない」
そうですか…………
「とりあえず………朝ご飯食べてから話さない?」
「「えっ……」」
((恵、…………なんて冷静なんだ))
女の子の名前どうしようか考えている氷瀬です。
もうすぐ体育祭です…………
はぁ……体育祭…………去年は風邪で行って開会式の前に早退しました