最後に。
エピローグです。
皆さん、こんにちは。
まずは、最後まで読んでくださり、あとがきエピローグに来ていただきありがとうございます。
わたしが、この小説を実体験を通して伝えたかったこと。
それは、「大切な人、想い人が必ずしも一生隣にいてくれる訳じゃない」ということです。
どんなに大好きな人でも、どんなに幸せな時間でも、別れは突然訪れます。
かつてのわたしは、その“終わり”を実感することができませんでした。
卒業のように、避けられない節目が訪れ初めて、思い知ったのです。
この作品の出来事は、全て実話に基づいています。
もう何年も前の話で、正直曖昧な記憶もありますが、あの時わたしが感じたことは、今でも忘れることなく、何ひとつ嘘はありません。
優しい先生、いつも笑顔の先生、怒らず寄り添ってくれる先生——
誰もが好きになる、架空の中でしか存在しないような人に、わたしは出逢いました。
神田先生は、そんな“優しさ”の枠を超えて、わたしにとって【生きる希望】そのものと言っても過言ではなかったと思います。
だからこそ、わたしは伝えたい。
そういう人ほど、ある日ふいに目の前からいなくなってしまうものです。
事故や病気、様々な理由で、突然「もう会えない」という現実がやってくる。
大切な人を見つけたら、必ず想いを口に出してください。
「また明日」は、必ずしも訪れるものじゃないから。
人は、24時間365日生きられる保証はない。
逆に今もこうして生きていられる、家族や皆がいることは奇跡とさえ思っています。
その人と過ごせることに幸せを噛みしめて、いつ終わってしまっても「最高でした」と笑ってお別れができるように、生きてください。
最後にもう一度だけ伝えます。
大事な人と暮らせるのは、当たり前じゃない——
奇跡の一部です。
だから、その人との一秒一秒と、一言一言を無駄にせずに彩っていく。
いつお別れが来ても、悔いがないように。
今あなたに大切な人はいますか?
もしもいるのなら——
わたしのような後悔を残さず、毎日毎日{最高の一日}を更新していってください。
改めまして、最後まで読んで下さりありがとうございました。これからも活動の応援よろしくお願いします。
神田先生、わたしあれから辛いこと嫌なことがたくさんありました。でも、精一杯今を生きます。
本当に、あのときわたしを支えてくれてありがとう。
もしまた逢えたら、今をいっぱい話したいです。