空を飛ぶ人
たった一つの宇宙に輝く
たった一人のあなたを感じて
寒空の朝の光
眩しい太陽が私を包む
何処にも行けない身体は
この小さな世界を行ったり来たりする様に
ぐるぐると心の中を彷徨う
まだまだ未成熟な地球人は
思い描いた心をテレパシーみたいにして
言葉を話して誰かに聴いて欲しくて
誰かの気持ちを聴いていたいから
ほんの小さな青空に向かって話し掛ける
お元気ですか
お変わりないですか
誰かを心配したり小さな惑星の上で震える
ゆるやかな時に包まれて
私はいつまで存在して居られるのだろう
ほんの小さな地球の
ほんの僅かしか知らない時間
空を見上げて誰もが穏やかで幸せに生きられることを願う
流れる雲の様に
空に消えて
青く
青く
誰もが幸せに 空を飛ぶ日